肩関節の痛み

2025年08月5日

こんにちは。 姫路坂口鍼灸整骨院花田院です。

今回は肩関節の痛みについてご紹介致します。

肩関節は、私たちの体の中でも最も可動域の広い関節のひとつです。その分、日常生活の中で負担がかかりやすく、痛みや不調を感じやすい部位でもあります。肩に痛みがあると、服を着る、髪を結ぶ、物を持ち上げるといった動作がつらくなり、生活に大きな支障をきたすことがあります。


【肩関節の痛みの主な原因】

肩関節の痛みにはさまざまな原因があります。代表的なものをいくつかご紹介します。

肩関節周囲炎(四十肩・五十肩)

40~60代に多く見られ、特に思い当たる原因がなく、徐々に肩の動きが悪くなり痛みが出る症状です。腕を上げる、後ろに回すなどの動作が困難になります。

腱板損傷(けんばんそんしょう)

肩を支える筋肉(腱板)が断裂または損傷することで、肩の痛みや運動制限が起こります。加齢による変性やスポーツ、重い荷物の持ち運びが原因になることがあります。

インピンジメント症候群

肩を上げる際に腱や滑液包が骨に挟まれて炎症を起こす状態です。動かすたびに引っかかり感や鋭い痛みが出るのが特徴です。

肩の使い過ぎや姿勢不良

長時間のデスクワークやスマホの使用、猫背姿勢などにより肩や首の筋肉が緊張し、肩関節周囲に負担がかかって痛みが出ることもあります。


【整骨院での肩関節痛へのアプローチ】

整骨院では、肩の痛みの原因を丁寧に見極め、症状や状態に合わせた施術を行います。薬に頼らず、手技や物理療法を中心とした自然治癒力を引き出す治療が特徴です。

問診・検査

まずは、いつから痛みがあるのか、どのような動きで痛むのかを詳しく聞き取り、肩の可動域や筋肉の状態を検査します。必要に応じて、首や背中、腕の動きも確認し、痛みの根本原因を探ります。

手技療法(マッサージ・筋肉調整)

硬くなっている筋肉や関節周囲の組織をやさしくほぐし、血流を促進。痛みの緩和と動きの改善を図ります。

関節モビリゼーション(可動域の調整)

動かしづらくなった肩関節に対し、無理のない範囲で可動域を広げる施術を行い、滑らかな動きを取り戻します。

姿勢・骨格の調整

肩の痛みの原因が姿勢不良や骨格のゆがみにある場合は、背骨や骨盤のバランスを整えることで、肩にかかる負担を軽減します。

電気治療・温熱療法

筋肉の緊張を和らげたり、炎症を抑えるために電気や温熱療法を組み合わせることもあります。

セルフケア・運動指導

ご自宅でできるストレッチや体操、日常生活での注意点などもお伝えします。再発を防ぐためには、正しい動き方と筋力の維持が重要です。


【早めの対応がカギ】

肩の痛みは放っておいても自然に治ることもありますが、間違った使い方や放置によって悪化し、**肩がほとんど動かなくなる(拘縮)**など、回復に長い時間がかかることもあります。特に、痛みをかばうことで他の部位に負担がかかり、首や背中、腰などにも影響が出ることがあるため、早めの治療が重要です。

整骨院では、肩の痛みを根本から改善し、再発を予防するための丁寧なケアを行っています。「肩が上がらない」「夜間にうずくような痛みがある」「痛みがなかなか引かない」といった症状がある方は、我慢せずに一度ご相談ください。

肩の痛みでお悩みの方は是非当院にご相談下さい。