産後腰の痛み
2025年04月3日
こんにちは。 姫路坂口鍼灸整骨院花田院です。
今回は産後の腰の痛みについてご紹介致します。
産後の腰痛は、多くの女性が経験する悩みの一つで、育児や日常生活に支障をきたすことがあります。腰痛が起こる原因や、整骨院での治療法について理解することで、より効果的なケアができるようになります。ここでは、産後に起こりやすい腰痛の原因と、それに対する整骨院でのアプローチについて分かりやすく説明します。
産後に腰痛が起こる主な原因
産後の腰痛は、出産による体の変化や、育児中の姿勢の悪さが原因となることが多いです。具体的な原因をいくつか挙げてみましょう。
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骨盤の歪み
出産時、赤ちゃんが産道を通るために骨盤が広がり、その後、骨盤が元の位置に戻る過程で歪みが生じることがあります。この歪みが腰痛の原因になることがあります。骨盤が歪むと、体全体のバランスが崩れ、腰に余計な負担がかかります。 -
筋力の低下
妊娠中はお腹の重さを支えるために骨盤周りの筋肉や腹筋が弱くなりやすいです。また、出産後は育児によって体を支える筋力が低下し、腰に負担をかけてしまいます。特に長時間抱っこやおむつ替えをしていると、無意識に腰に負担がかかりやすくなります。 -
ホルモンの変化
妊娠中や産後は、リラキシンというホルモンが分泌され、骨盤を支える靭帯が緩みます。このホルモンの影響で、骨盤周りの筋肉や靭帯が不安定になり、腰痛を引き起こすことがあります。 -
姿勢の悪化
育児中は、赤ちゃんを抱っこしたりおむつを替えたりする際に、どうしても不自然な姿勢を取ることが多くなります。これにより腰に余分な負担がかかり、痛みが生じやすくなります。 -
体重の変化
妊娠中に増加した体重が産後も残ると、腰にかかる負担が増加します。体重が多い状態で無理に動いたり、姿勢が崩れると腰痛を引き起こしやすくなります。
整骨院でのアプローチ
整骨院では、産後の腰痛に対して効果的な治療を行うことができます。整骨院での治療は、痛みの原因を根本的に改善することを目指し、以下の方法を組み合わせて行います。
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骨盤調整(骨盤矯正)
骨盤の歪みが腰痛の原因となっている場合、整骨院では骨盤矯正を行います。手技や器具を使って、歪んだ骨盤を正しい位置に戻し、体全体のバランスを整えます。骨盤が安定することで、腰への負担が減り、痛みの軽減が期待できます。 -
筋肉のほぐしとストレッチ
筋力の低下や筋肉の緊張も腰痛の原因です。整骨院では、筋肉をほぐすマッサージや、ストレッチを通じて、筋肉の柔軟性を高め、緊張を緩和します。特に腰や背中の筋肉を中心にアプローチを行うことで、痛みの軽減を図ります。 -
姿勢改善の指導
不自然な姿勢が腰痛を引き起こすことがあります。整骨院では、正しい姿勢を保つための指導を行い、日常生活や育児において腰にかかる負担を減らすための方法を教えてくれます。また、育児中の負担を軽減するための抱っこ法や動作のコツもアドバイスされます。 -
筋力トレーニングの提案
腰痛を予防するためには、腹筋や背筋、骨盤底筋などを強化することが重要です。整骨院では、自宅でもできる簡単なトレーニングを教えてくれ、これを続けることで腰痛の再発を防ぐことができます。 -
電気療法や温熱療法
痛みがひどい場合、整骨院では電気療法や温熱療法を使って痛みを軽減することがあります。これらの治療法は、筋肉の血行を促進し、痛みを和らげる効果があります。
産後の腰痛を予防するために
産後の腰痛を予防するためには、定期的な骨盤ケアと筋力トレーニングが重要です。整骨院でのケアを受けることに加え、日常生活でも気をつけるべきことがあります。
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正しい姿勢を意識する
育児中に不自然な姿勢を取らないよう意識し、長時間同じ姿勢でいることを避けましょう。赤ちゃんを抱っこする時も、体を支える筋肉を使い、無理な負担がかからないように工夫します。 -
軽い運動を取り入れる
産後は適度な運動が腰痛の予防につながります。ウォーキングやストレッチを習慣化することで、腰回りの筋肉を強化し、姿勢を保ちやすくなります。
腰痛でお悩みの方は是非当院にご相談下さい。