五十肩
2025年09月23日
五十肩(ごじゅうかた)は、肩関節の動きが制限され、痛みを伴う疾患で、正式には「肩関節周囲炎」と呼ばれます。40代後半から60代に多く見られ、加齢による筋肉や関節の変化、血行不良、姿勢不良、運動不足などが原因とされています。
接骨院では、五十肩の症状に対して手技療法や物理療法を中心とした治療を行い、痛みの軽減や可動域の回復を目指します。
1. 問診・検査
まず最初に、現在の痛みの程度、発症時期、動かせる範囲、日常生活での支障などについて丁寧に問診します。その後、肩の動きや筋肉の状態、関節の可動域を確認するための簡単な検査を行います。必要に応じて、整形外科との連携を勧められることもあります。
2. 手技療法(マッサージや関節調整)
筋肉の緊張を和らげ、血流を促進するために、肩まわりや背中、首の筋肉を中心としたマッサージやストレッチが行われます。急性期(強い痛みがある時期)には、無理に動かさず、炎症を悪化させないよう注意しながら軽い施術を行います。
慢性期(痛みが落ち着いてきた時期)には、可動域を少しずつ広げていく関節モビリゼーション(関節の調整)などの手技を加えて、肩の機能を回復させていきます。
3. 物理療法(電気治療・温熱療法など)
● 電気治療(干渉波や低周波)
痛みの緩和や筋肉の緊張をほぐすために用いられます。肩や背中に電極を当てて、筋肉をリズミカルに刺激し、血流を促進します。
● 温熱療法(ホットパック・超音波治療)
肩を温めて血流を良くし、筋肉のこわばりを緩めます。特に慢性期には有効で、可動域の回復を助けます。
4. 運動療法(リハビリ・体操指導)
痛みが軽くなってきた段階で、肩の動きを改善するための運動療法が行われます。無理のない範囲で腕を回す体操や、ゴムバンドなどを使った筋力トレーニングなどを段階的に取り入れます。
また、日常生活でできるセルフストレッチや姿勢改善のアドバイスも行われ、再発予防にもつながります。
5. 日常生活へのアドバイス
五十肩は急に完治するものではなく、数ヶ月から1年ほどかけて少しずつ改善していくことが一般的です。そのため、治療と並行して日常生活での注意点を知ることも大切です。
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冷えを防ぐ(肩を冷やさないようにする)
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長時間同じ姿勢を避ける
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痛みが強い時は無理に動かさない
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軽い運動やストレッチを継続する
これらのセルフケアを続けることで、治療の効果を高めることができます。
まとめ
接骨院での五十肩の治療は、「痛みの緩和」と「肩の動きの回復」を二本柱に、患者さん一人ひとりの状態に合わせた施術を行います。症状が改善するには時間がかかることもありますが、適切な治療とセルフケアの継続で、少しずつ快方に向かいます。










