頸が上がらない原因

2025年04月2日

こんにちは。 姫路坂口鍼灸整骨院花田院です。

今回は頸が上がらない原因についてご紹介致します。

頸(首)が上がらないという症状は、日常生活において非常に不便であり、放置しておくと生活の質が大きく低下する可能性があります。首が上がらない原因はさまざまであり、その原因を特定することが改善への第一歩です。整骨院では、首の痛みや動きにくさの原因を探り、適切な治療を行います。以下に、首が上がらない主な原因とその治療方法について詳しく説明します。

1. 筋肉の緊張・こり

首が上がらない最も一般的な原因の一つは、筋肉の過度な緊張やこりです。長時間同じ姿勢を続けたり、パソコンやスマートフォンを長時間使用することで、首の筋肉に負担がかかり、血行が悪くなります。特に、肩こりや首こりが悪化すると、首を上げることが困難になることがあります。また、ストレスや疲労も筋肉の緊張を引き起こす大きな要因です。

2. 寝違え

寝違えとは、睡眠中の不自然な姿勢や急激な動きが原因で、首の筋肉や靭帯に負担がかかり、炎症や痛みが生じる状態です。寝違えが起こると、首を動かすことができなくなり、特に上を向いたり、後ろに首を傾けたりする動作が難しくなります。寝違えは急性の痛みであり、数日で自然に回復することもありますが、痛みが続く場合は早期に治療を受けることが重要です。

3. 椎間板ヘルニア

首の背骨(頸椎)の間にある椎間板が突出することで神経を圧迫し、首の動きが制限されることがあります。椎間板ヘルニアが原因の場合、首を上げることだけでなく、肩や腕に痛みやしびれが生じることもあります。この場合、神経への圧迫が問題となっており、整骨院では適切なアプローチが必要です。

4. 頸椎の変形・退行性疾患

年齢を重ねることによって、頸椎(首の骨)が摩耗し、変形が進むことがあります。これにより、首の可動域が制限され、痛みが生じることがあります。頸椎の変形や退行性疾患(変形性頸椎症など)は、特に中高年層に多く見られます。首を上げる際に痛みを感じたり、可動域が狭くなることがあるため、早期のケアが重要です。

5. 関節炎

頸椎の関節に炎症が生じることで、首の動きが制限されることがあります。関節炎には、リウマチ性のものや変形性のものがあり、どちらも痛みと可動域制限を引き起こします。これらの疾患は進行性であるため、早期に診断を受け、治療を始めることが重要です。

整骨院での治療方法

整骨院では、上記のような首の痛みや動きにくさの原因を特定し、個別に適切な治療を行います。主な治療方法としては、以下のようなものがあります。

  1. 手技療法(マッサージや整体) 整骨院では、首や肩の筋肉をほぐし、血行を促進するために手技療法を行います。これにより、筋肉の緊張が緩和され、痛みの軽減や可動域の改善が期待できます。また、首周りの筋肉を柔軟にすることで、首の動きがスムーズになります。

  2. 矯正治療 首の骨や背骨の位置がずれている場合、矯正治療を行います。これにより、首の関節の動きが改善され、痛みの軽減が期待できます。特に、椎間板ヘルニアや頸椎の変形が原因で痛みが生じている場合、骨の位置を正常に戻すことで症状が改善することがあります。

  3. 電気治療 痛みを軽減し、筋肉の回復を促進するために、電気刺激を用いた治療が行われることがあります。これにより、痛みを緩和し、筋肉の緊張をほぐすことができます。電気治療は、慢性的な痛みや筋肉のこりに効果的です。

  4. ストレッチと運動療法 首の可動域を改善するために、適切なストレッチや運動療法を行うことが有効です。特に、筋肉の柔軟性を高め、首の動きをスムーズにするために、簡単なストレッチを日常的に取り入れることが推奨されます。

  5. 姿勢指導 長時間のデスクワークや不良姿勢が原因で首に負担がかかっている場合、姿勢を改善するための指導を行います。正しい姿勢を維持することで、首にかかる負担を軽減し、症状の予防につながります。

頸の痛みでお悩みの方は是非当院にご相談下さい。