関節音がなる原因

2025年06月6日

こんにちは。 姫路坂口鍼灸整骨院花田院です。

今回は関節音がなる原因についてご紹介致します。

「動かしたときに関節がポキッと鳴る」「肩や膝がゴリゴリ音を立てる」――このような“関節音”に悩まれている方は少なくありません。音がしても痛みがなければ気にしない方も多いですが、関節音は身体のゆがみや使い方のクセを知らせるサインであることもあります。

この記事では、関節音が鳴る原因と、整骨院で行われる治療やケアについて、わかりやすくご紹介します。


関節音の主な原因

関節音にはさまざまな種類と原因があります。代表的なものを以下にまとめます。

1. ガスのはじける音(生理的関節音)

関節内には「関節液(かんせつえき)」という潤滑液があり、そこに溶け込んだガス(二酸化炭素など)が急激な動きで弾けることで「ポキッ」という音が鳴ることがあります。

この音は「生理的関節音」と呼ばれ、痛みがなければ基本的に問題ありません

2. 関節のゆがみやズレ

姿勢の悪さや生活習慣のクセによって、関節が本来の位置からずれていたり、動きが不安定になると、「ミシッ」「コリッ」といった音が鳴ることがあります。このような場合、骨盤や背骨の歪み、筋力のアンバランスなどが根本原因になっていることが多いです。

3. 軟骨のすり減りや変形

加齢や使いすぎにより、関節のクッションとなる軟骨がすり減ると、骨同士が直接こすれ合って「ゴリゴリ」「ギシギシ」と音を立てるようになります。これは変形性関節症の初期症状のこともあり、進行すると痛みや可動域制限が出てくるため、注意が必要です。

4. 筋肉や腱の引っかかり

関節周辺にある筋肉や腱が骨の突起に引っかかったり、跳ねるように動くことで「パキッ」「コツン」と音がすることがあります。特に股関節や肩関節など、可動範囲の大きい関節に多く見られます。


整骨院での治療とケア

整骨院では、関節音の「原因そのもの」にアプローチすることで、改善と予防を目指します。

1. 問診・検査

まずは、音が鳴る部位や動作、頻度、痛みの有無などを詳しく伺い、姿勢や関節の動きをチェックします。原因を特定することが、適切な施術につながります。

2. 手技療法(筋肉・関節の調整)

硬くなった筋肉をゆるめ、関節の可動域を改善するためのマッサージやストレッチを行います。動きのクセやアンバランスを整えることで、音の発生を抑えることができます。

3. 骨格・骨盤矯正

身体全体のバランスを整えるために、骨盤や背骨の歪みを調整します。関節にかかる負担を軽減し、動きがスムーズになることで、音や違和感の改善につながります。

4. 物理療法(電気・超音波)

筋肉の深部に働きかける低周波治療や、超音波による微細な刺激を使って、血流の促進や炎症の抑制を図ります。痛みを伴う場合にも有効です。

5. 運動指導・セルフケア

筋力不足や柔軟性の低下も関節音の一因です。整骨院では、自宅でできるストレッチや筋力トレーニングの指導も行い、再発防止をサポートします。


放っておくとどうなる?

音だけで痛みがないうちは「大丈夫」と思いがちですが、原因によっては進行性の症状につながることもあります。特に中高年の方や、繰り返し同じ関節が鳴る方は、早めの対処が将来の関節トラブルを防ぐポイントになります。

お身体でお悩みの方は是非当院にご相談下さい。