腱鞘炎治療

2025年03月18日

こんにちは。 姫路坂口鍼灸整骨院花田院です。

今回は腱鞘炎の治療についてご紹介致します。

腱鞘炎は、手や腕の腱(筋肉を骨に付ける役割を持つ組織)やその周囲の鞘(腱を覆う袋状の部分)が炎症を起こす病気です。主に、繰り返しの動作や過度な負荷が原因で発症し、痛みや腫れを引き起こします。腱鞘炎は、特に手や指を使う作業が多い仕事やスポーツをしている人に見られることが多いです。整骨院では、腱鞘炎に対して専門的な治療を行い、回復を促進します。

腱鞘炎の症状

腱鞘炎の主な症状には以下のようなものがあります。

  • 痛み: 腱やその周辺に痛みが生じ、特に手を使う動作や力を入れると痛みが強くなることがあります。
  • 腫れ: 腱鞘の周囲が腫れて、指や手首が膨らんだように感じることがあります。
  • 動きにくさ: 痛みのために、関節や筋肉が思うように動かせなくなることがあります。
  • 熱感: 炎症が強い場合、患部が熱を持って感じることもあります。

これらの症状は、無理な使い方を続けた結果として悪化することがあります。

整骨院での腱鞘炎治療法

整骨院では、腱鞘炎の治療にさまざまなアプローチを取ります。治療の目的は、痛みの軽減、炎症の抑制、血行の促進、関節の可動域を取り戻すことです。具体的な治療方法を以下に紹介します。

1. 手技療法

整骨院で行う手技療法は、筋肉や腱の緊張をほぐし、血流を改善するために重要です。腱鞘炎の部位に対して、軽いマッサージやストレッチを行い、痛みを和らげます。過度に緊張した筋肉をリラックスさせることで、患部への負担を減らし、回復を促します。

2. 超音波治療

超音波治療は、超音波を使って患部の深部に温熱効果を与える治療法です。この治療は、腱鞘炎による炎症を和らげ、血行を促進します。特に慢性的な痛みや筋肉のこわばりがある場合に効果的です。超音波の微細な振動が炎症を和らげ、組織の修復を助けます。

3. 電気療法

電気療法は、低周波の電気刺激を使って筋肉や神経に働きかける治療法です。これにより、筋肉の緊張をほぐし、痛みを軽減することができます。また、血流を改善し、回復を早める効果もあります。腱鞘炎の炎症を抑えるために、特に役立つ治療法です。

4. 冷却療法と温熱療法

腱鞘炎の治療には、冷却療法と温熱療法が使われることがあります。急性の炎症がある場合、患部を冷やすことで腫れを抑え、痛みを軽減します。一方、慢性的な炎症が続く場合には、温熱療法が有効です。温かい刺激を加えることで血流を改善し、回復を促します。

5. テーピング

テーピングは、腱や筋肉の負担を軽減するために使われる方法です。患部を適切にサポートすることで、炎症を抑え、痛みを緩和します。また、テーピングは動作をサポートし、関節や筋肉の動きを制限しすぎることなく、回復を助けます。

6. 姿勢や動作の改善指導

腱鞘炎の多くは、繰り返しの動作や不自然な姿勢が原因で起こります。整骨院では、日常生活や仕事、スポーツでの姿勢や動作を見直し、適切な動き方を指導します。これにより、腱鞘炎が再発するのを防ぎ、予防につながります。

リハビリと運動療法

腱鞘炎が回復した後も、再発を防ぐためにはリハビリが重要です。整骨院では、回復段階に合わせて運動療法を行います。リハビリでは、筋力をつけるためのエクササイズや、柔軟性を高めるストレッチなどが行われます。これにより、腱や関節にかかる負担を減らし、再発を防ぐことができます。

予防策

整骨院では、腱鞘炎の再発を防ぐための予防策もアドバイスしてくれます。主な予防策は以下の通りです。

  • 適度な休息: 手や腕を使いすぎないように、定期的に休憩を取ることが大切です。
  • 正しい姿勢: 作業時やスポーツ時に、手や腕に過度の負担がかからないように姿勢を見直すことが必要です。
  • ストレッチとウォームアップ: 特にスポーツをする前には、筋肉を十分に温め、柔軟性を高めることが予防につながります。

腱鞘炎でお悩みの方は是非当院にご相談下さい。