腱鞘炎の治療

2025年02月3日

こんにちは。 姫路坂口鍼灸整骨院花田院です。

今回は腱鞘炎の治療についてご紹介致します。

腱鞘炎は、手首や指などの腱が周囲の腱鞘(けんしょう)で炎症を起こす状態です。これにより、痛みや腫れ、動かしづらさを感じることが多く、特に手や指を使う仕事や趣味を持つ人に見られます。腱鞘炎は放置しておくと慢性化することもあるため、早期に適切な治療を受けることが大切です。整骨院では、腱鞘炎の改善に効果的な治療が行われており、症状の軽減や回復をサポートします。この記事では、腱鞘炎の原因、症状、整骨院での治療方法について詳しく説明します。

腱鞘炎の原因

腱鞘炎は、主に手や指を頻繁に使うことが原因で発生します。具体的な原因としては以下のようなものがあります。

  1. 過度な負担や繰り返しの動作 長時間同じ動作を繰り返すことで、腱や腱鞘に負担がかかり、炎症が起こります。例えば、パソコンのタイピングやスマホの使用、楽器演奏、工事現場での作業などでよく見られます。

  2. 姿勢の悪さ 手や腕の使い方が悪い姿勢で行われると、手首や指に不自然な負担がかかり、腱鞘炎を引き起こすことがあります。特にパソコン作業中の不良姿勢や手首の不適切な使い方が原因となることが多いです。

  3. 筋力の低下 筋力が弱いと、腱や腱鞘にかかる負担をうまく分散できず、炎症を引き起こしやすくなります。特に運動不足の人や、高齢者にはこの傾向があります。

  4. 加齢や体調不良 年齢を重ねることで、腱や腱鞘の柔軟性が低下し、炎症が起こりやすくなります。また、糖尿病や関節リウマチなどの病気があると、腱鞘炎が発生しやすくなることもあります。

腱鞘炎の症状

腱鞘炎の主な症状には次のようなものがあります。

  • 痛み: 手首や指の関節部分に痛みを感じます。特に動かすときや負担をかけると痛みが強くなることがあります。
  • 腫れ: 炎症が起きている部分が腫れ、熱を持つことがあります。
  • 可動域の制限: 痛みや腫れによって手首や指を動かすのが難しくなり、可動域が制限されることがあります。
  • 違和感: 動作をするときに引っかかりや違和感を感じることがあります。

整骨院での腱鞘炎治療方法

整骨院では、腱鞘炎に対してさまざまな治療法を用いて症状の緩和や回復を図ります。主な治療法は以下の通りです。

1. 手技療法(マッサージ・ストレッチ)

腱鞘炎の治療では、手技療法が非常に効果的です。マッサージや指圧を使って、手首や腕の筋肉をほぐし、血行を促進することで、炎症の回復をサポートします。また、関節や筋肉の柔軟性を取り戻すためのストレッチも行います。これにより、腱鞘にかかる負担を軽減し、痛みを緩和します。

2. 電気療法(低周波治療)

低周波治療や超音波治療などの電気療法を使うことで、筋肉の緊張をほぐし、血行を促進します。特に、痛みのある部分に対して直接的に刺激を与えることで、痛みを軽減し、回復を早める効果があります。電気療法は非侵襲的で、リラックスして受けられる治療方法です。

3. アイシングと温熱療法

腱鞘炎の急性期には、アイシングで炎症を抑えることが重要です。冷却することで、腫れや痛みを軽減できます。一方、慢性的な炎症の場合は、温熱療法を行うことで血行を促進し、回復を早めます。整骨院では、患者の状態に応じて、冷却または温熱療法を適切に使い分けます。

4. 姿勢改善指導

腱鞘炎の原因として、悪い姿勢や不適切な動作が影響している場合があります。整骨院では、日常的な姿勢や手首の使い方を見直し、正しい姿勢や動作を指導します。特に、長時間同じ姿勢を保つことが多い仕事や趣味を持つ人に対して、姿勢改善のアドバイスが行われます。

5. 筋力強化と柔軟性向上の運動療法

腱鞘炎の予防や再発防止には、筋力強化と柔軟性向上が非常に重要です。整骨院では、手首や指の筋力を強化するための運動療法を提供することがあります。これにより、腱や腱鞘にかかる負担を軽減し、再発を防ぐことができます。適切な運動を行うことで、腱鞘炎のリスクが低減します。

整骨院で治療を受けるメリット

整骨院で治療を受けるメリットは以下の通りです。

  • 早期回復: 早期に治療を開始することで、症状が悪化する前に回復が可能です。
  • 薬に頼らない: 整骨院では、手技療法や運動療法を中心に治療を行うため、薬に頼らず自然治癒力を引き出すことができます。
  • 再発予防: 姿勢改善や筋力強化の指導を受けることで、腱鞘炎の再発を防ぐことができます。

腱鞘炎でお悩みの方は是非当院にご相談下さい。