腱鞘炎の原因

2024年12月10日

こんにちは! 姫路坂口鍼灸整骨院花田院です。

今回は腱鞘炎の原因についてご紹介致します。

腱鞘炎は、手や手首などに発生する炎症で、特に繰り返し動作や負担がかかる部位で見られます。この状態は、腱とその腱を包む鞘(腱鞘)に炎症が生じることによって発生し、腱と腱鞘が摩擦することで痛みや腫れを引き起こします。整骨院では、腱鞘炎の原因を特定し、適切な治療を行うことで痛みを軽減し、早期回復を促進します。ここでは、腱鞘炎の原因と整骨院での治療法について詳しく説明します。

腱鞘炎の主な原因

  1. 繰り返しの動作(過度の使用) 腱鞘炎の最も一般的な原因は、同じ動作を繰り返すことです。特に手や手首に負担をかける作業や動作を長時間行うと、腱と腱鞘に過度の負担がかかり、炎症を引き起こします。例えば、パソコンのタイピング、スマートフォンの使用、楽器の演奏、手芸や料理などが代表的です。これらの動作を繰り返すことで、腱と腱鞘の間に摩擦が生じ、炎症が起きます。

  2. 不適切な姿勢や動作 腱鞘炎は、不適切な姿勢や動作が原因で発症することもあります。手首を無理に曲げた状態で作業をする、腕に力を入れすぎて物を持ち上げるなど、手や手首に負担をかける姿勢が続くと、腱鞘に負担がかかり、炎症が発生します。これにより、痛みや腫れが生じ、動作が制限されます。

  3. 加齢による変化 加齢に伴い、腱や関節の柔軟性が低下し、腱鞘が硬くなりやすくなります。これにより、腱と腱鞘が擦れやすくなり、炎症が引き起こされます。また、年齢を重ねると、血流が悪くなり、回復力が低下するため、炎症が長引くことがあります。

  4. ホルモンの変化 特に女性は、ホルモンバランスの変化が腱鞘炎の原因となることがあります。妊娠中や出産後、更年期において、体内のホルモンが変化し、腱や靭帯が緩みやすくなることがあります。これが原因で、手や手首にかかる負担が増し、腱鞘炎が発症することがあります。

  5. 急激な負荷や衝撃 急に手や手首に強い衝撃が加わると、腱鞘が損傷し、炎症を引き起こすことがあります。スポーツや日常生活での突然の動作が原因で、腱鞘炎が発生することもあります。特に無理な力をかけたり、手首をひねったりする動作が腱鞘を傷つけることがあります。

  6. 病気や疾患 一部の病気や疾患も腱鞘炎の原因になります。例えば、糖尿病やリウマチなどの自己免疫疾患は、腱や関節に炎症を引き起こしやすく、腱鞘炎を併発することがあります。また、アスベストや特定の薬物が原因となることもあります。

整骨院での腱鞘炎の治療方法

整骨院では、腱鞘炎の症状を軽減し、回復を早めるためにさまざまな治療方法を提供しています。以下に代表的な治療方法を紹介します。

  1. 手技療法(マッサージやストレッチ) 整骨院では、腱鞘炎の原因となる筋肉の緊張をほぐすためにマッサージやストレッチを行います。これにより、血行が改善され、炎症が和らぎます。また、筋肉や腱の柔軟性を高め、再発を防ぐことができます。

  2. 物理療法(電気治療、温熱療法) 低周波治療や温熱療法を使用して、痛みの軽減と血行促進を図ります。これにより、筋肉の緊張をほぐし、腱鞘炎の回復を助けます。特に温熱療法は、筋肉や関節をリラックスさせる効果があります。

  3. 姿勢矯正 腱鞘炎が姿勢の悪さや動作のクセから来ている場合、整骨院では姿勢矯正を行います。正しい姿勢を意識することで、手首や肘にかかる負担を減らし、腱鞘炎の予防にもつながります。

  4. テーピングやサポーターの使用 腱鞘炎の部位にテーピングやサポーターを使うことで、患部の安定を図り、動きを制限して炎症を抑えることができます。これにより、負担を減らし、腱鞘の回復をサポートします。

  5. 運動療法 腱鞘炎の回復を早めるために、整骨院では運動療法を行うことがあります。痛みが軽減した後、適切なエクササイズやストレッチを行うことで、筋力の強化や柔軟性の向上を図り、再発を防ぎます。

腱鞘炎や腕の痛みにお困りの方は是非当院にご相談下さい。