腰からくる膝の痛み
2025年06月20日
こんにちは。 姫路坂口鍼灸整骨院花田院です。
今回は腰からくる膝の痛みについてご紹介致します。
膝が痛むと、「膝に原因があるのでは?」と思いがちですが、実は腰の不調が関係しているケースも少なくありません。特に、長年続く膝の痛みや、動作によって膝から太もも、ふくらはぎにかけて痛みやしびれが出る場合は、腰椎(ようつい)からくる影響が疑われます。
腰と膝の関係
腰には、脊椎(せきつい)と呼ばれる背骨の一部があり、その中を神経が通っています。この神経の一部は、骨盤から足にかけて伸びており、膝の感覚や動きにも関わっています。たとえば、腰の椎間板(ついかんばん)に負担がかかったり、骨のズレや筋肉の緊張によって神経が圧迫されると、膝周辺に痛みや違和感が現れることがあります。これは「関連痛(かんれんつう)」や「坐骨神経痛」とも呼ばれ、腰の問題が膝に現れている状態です。
整骨院での検査と見立て
整骨院では、まずカウンセリングや触診、動作検査を通じて、痛みの原因が膝自体にあるのか、それとも腰からきているのかを丁寧に見極めます。姿勢のゆがみや、骨盤・背骨の状態、筋肉の張り具合、関節の動きなどを確認し、身体全体のバランスをチェックします。必要に応じて、整形外科など医療機関との連携も行い、安心して施術を受けていただける体制を整えています。
整骨院での主な治療方法
腰からくる膝の痛みに対しては、以下のような治療を行います。
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手技療法(施術)
筋肉の緊張をやわらげ、関節の動きをスムーズにするために、マッサージやストレッチ、骨格調整(矯正)などの手技を行います。特に、腰や骨盤まわりの筋肉を緩めることで、神経への圧迫を軽減し、膝の痛みを和らげます。 -
電気療法や温熱療法
痛みが強い場合や筋肉が硬くなっている場合は、電気や温熱機器を用いて血流を促進し、筋肉のこわばりを取っていきます。 -
運動療法・ストレッチ指導
膝や腰にかかる負担を減らすために、体幹の筋肉(インナーマッスル)を鍛える運動や、正しいストレッチの方法を指導します。これにより、再発を防ぎ、日常生活の動きが楽になります。 -
生活習慣のアドバイス
座り方・立ち方・歩き方など、日常動作を見直すことも大切です。整骨院では、患者さん一人ひとりの生活スタイルに合わせて、無理なく取り入れられるアドバイスを行っています。
早めの対応が改善への近道
腰からくる膝の痛みは、放っておくと慢性化し、歩行や階段の昇り降りなど、日常生活に大きな支障が出ることもあります。また、痛みをかばって他の部位に負担がかかると、さらなる不調を招くこともあります。整骨院では、根本原因にアプローチすることで、自然治癒力を引き出し、身体全体のバランスを整えることを目指しています。
「膝が痛いけれど、治療してもなかなか良くならない」「最近、腰の疲れも感じる」という方は、一度整骨院でのチェックを受けてみてはいかがでしょうか。腰からくる膝の痛みは、正しい施術とケアで改善が期待できます。
膝の痛みでお悩みの方は是非当院にご相談下さい。