背中の痛みの原因

2025年06月5日

こんにちは。 姫路坂口鍼灸整骨院花田院です。

今回は背中の痛みの原因についてご紹介致します。

背中の痛みは、年齢や性別を問わず多くの人が抱える不調のひとつです。痛みの程度や場所も人それぞれで、「鈍く重い感じが続く」「動くとピリッと痛む」「呼吸すると背中に違和感がある」など症状はさまざまです。

このような背中の痛みは、単なる筋肉疲労から姿勢の悪さ、関節のゆがみ、内臓の不調まで原因が多岐にわたるため、正しい原因の特定と適切な対応が大切です。整骨院では、筋肉・骨格・関節のバランスを整え、自然治癒力を引き出す治療が行われます。ここでは、背中の痛みの主な原因と整骨院での治療方法について、分かりやすく解説します。


【背中の痛みの主な原因】

背中の痛みには、以下のような原因が考えられます。

① 筋肉のこり・疲労

長時間のデスクワークやスマホ操作、運転などで同じ姿勢を続けると、背中の筋肉(広背筋・僧帽筋など)に緊張が生じ、血流が悪化します。これにより老廃物が溜まり、鈍い痛みやこりを感じやすくなります。

② 姿勢の悪さ(猫背・巻き肩)

猫背や前かがみの姿勢が習慣になると、背骨の自然なカーブが崩れ、筋肉や関節に負担がかかります。その結果、背中の中央から肩甲骨周辺にかけて痛みが現れることがあります。

③ 骨格や関節のゆがみ

背骨や骨盤、肩甲骨の位置にゆがみが生じると、体の左右バランスが崩れ、特定の部位に過剰なストレスがかかります。これにより、背中の筋肉や靭帯に慢性的な負荷がかかり、痛みを引き起こす原因になります。

④ ストレスや自律神経の乱れ

精神的ストレスや疲労によって交感神経が優位になると、背中の筋肉が緊張しやすくなり、痛みや重だるさを感じることがあります。

⑤ 内臓の不調に関連した痛み

胃や腎臓、肺などの内臓の不調が背中の痛みとして現れることもあります。このような場合、整骨院では対処できないため、内科など医療機関での診察が必要です。


【整骨院での治療内容】

整骨院では、薬や注射に頼らず、手技や物理療法を用いて体のゆがみや筋肉の緊張を整える自然療法が行われます。

① 問診と検査

まず、痛みの場所や発症時期、生活習慣などを詳しくヒアリングし、触診や可動域の確認を通して痛みの根本原因を探ります。どの筋肉・関節に問題があるのか、姿勢や骨格のゆがみも同時にチェックします。

② 手技療法(マッサージ・矯正など)

筋肉の緊張やこりをやわらげるために、やさしいマッサージやストレッチを行います。また、背骨や骨盤のバランスが崩れている場合は、無理のない範囲で関節の調整を行い、全身のバランスを整えていきます。

③ 物理療法(電気・超音波治療など)

必要に応じて、低周波や干渉波、超音波などの機器を使って、筋肉の深層にアプローチし、血流を促進。炎症の鎮静や組織の回復を促す効果があります。

④ 姿勢・生活習慣の指導

施術と並行して、日常生活での姿勢や座り方、就寝時の体勢などの指導を行い、再発を防止します。自宅でできる簡単なストレッチや体操の指導も受けられる場合が多いです。


【整骨院の利用に関する注意点】

整骨院では、**筋肉や関節の痛み(外傷性のもの)**に対しては健康保険が適用される場合がありますが、慢性的な肩こりや疲労性の痛みには保険が使えないことがあります。保険適用の可否については、初診時に確認することをおすすめします。

背中の痛みでお悩みの方は是非当院にご相談下さい。