肩関節の痛みの原因

2025年07月3日

こんにちは。 姫路坂口鍼灸整骨院花田院です。

今回は肩関節の痛みの原因についてご紹介致します。

肩関節の痛みは、日常生活に大きな支障をきたす不調のひとつです。肩が上がらない、重い物を持てない、寝返りがつらいなど、症状はさまざまですが、早めに適切なケアを行うことで回復を早めることができます。

整骨院では、肩の痛みの原因を筋肉・骨格・姿勢のバランスから捉え、根本改善を目指した治療を行います。


■ 肩関節の痛みの主な原因

肩関節は、腕を360度動かせる非常に可動域の広い関節です。その反面、構造が複雑で不安定になりやすく、さまざまな原因で痛みが出やすい部位でもあります。

① 筋肉や腱の炎症(肩関節周囲炎・四十肩・五十肩)

加齢や使いすぎにより、肩関節を支える筋肉や腱に炎症が起き、動かすたびに痛みが出ます。腕が上がらない、背中に手が回らないなど、可動域の制限が特徴です。

② 姿勢不良・猫背・巻き肩

長時間のスマホやパソコン使用により、前かがみの姿勢が続くと肩関節に負担がかかります。肩甲骨の動きが悪くなり、筋肉が緊張して痛みが出るケースが多くあります。

③ 筋肉のアンバランス・拘縮

日常生活での動きのクセや、利き腕の使い過ぎによって筋肉のバランスが崩れると、肩関節の動きが悪くなり、痛みや違和感につながります。

④ インナーマッスルの低下

肩を安定させる深層筋(インナーマッスル)が弱くなると、関節が不安定になり、炎症や痛みを引き起こすことがあります。

⑤ 過去のケガや外傷

転倒やスポーツによる肩の打撲・捻挫・脱臼などが原因で、痛みが慢性化する場合もあります。


■ 整骨院での肩関節の痛みへのアプローチ

整骨院では、薬や注射を使わず、手技・運動療法・物理療法などを用いて自然治癒力を引き出す治療を行います。

1. 手技療法(筋肉調整・関節モビリゼーション)

硬くなった肩周囲の筋肉や関節の動きを丁寧に調整し、可動域の改善と血流促進を図ります。特に肩甲骨まわりの動きが良くなると、肩関節の負担が減ります。

2. 姿勢・骨格の矯正

猫背や巻き肩など、姿勢のゆがみを整えることで、肩の位置や関節の動きが自然になり、痛みの軽減につながります。

3. インナーマッスルの強化(肩の安定性向上)

肩の深部にあるローテーターカフ(回旋筋腱板)を中心に、安定性を支える筋肉を鍛えるトレーニングやEMSを活用し、痛みの出にくい肩を作ります。

4. ストレッチ・運動療法の指導

拘縮(関節の動きが悪くなる状態)の予防や改善を目的に、自宅でもできるストレッチや肩の使い方のアドバイスを行います。

5. 電気療法・超音波治療

炎症が強い場合には、患部に低周波や超音波を当てて痛みを和らげ、組織の修復を促します。


■ こんな症状のある方は要注意

  • 肩を上げると痛みが出る・途中で止まる

  • 夜寝ていると肩がうずく・寝返りがつらい

  • シャツを着る、髪を結ぶなどの動作がしづらい

  • 肩から腕にかけて重だるい・しびれるような感覚がある

  • デスクワーク中やスマホ操作時に肩がこわばる

これらの症状が続く場合、放置せずに早めのケアが大切です。

肩関節の痛みでお悩みの方は是非当院にご相談下さい。