肩こりとめまいの関係性
2025年05月31日
こんにちは。 姫路坂口鍼灸整骨院花田院です。
今回は肩こりとめまいの関係性についてご紹介致します。
肩こりとめまいの関係性と整骨院での治療
「肩こり」と「めまい」、一見まったく別の症状のように思えますが、実は深い関係があります。特にデスクワークやスマートフォンの長時間使用など、現代人の生活習慣によって、この2つの症状を同時に訴える方が増えています。
肩こりとは?
肩こりは、肩周辺の筋肉が過度に緊張し、血流が悪くなることで、重だるさや痛み、不快感を感じる状態です。とくに首や肩、背中の筋肉に疲労がたまりやすい姿勢を長時間とることで発生します。ストレスや眼精疲労も肩こりを悪化させる要因です。
めまいとは?
めまいにはいくつか種類がありますが、肩こりと関連が深いのは「フワフワするような浮動性のめまい」や「頭がボーッとする感じ」です。内耳の異常が原因の回転性めまいとは違い、血流や神経の不調によって起こるものが多いです。
肩こりとめまいの関係性
肩こりが原因でめまいが起こるメカニズムには、主に以下のようなものがあります。
1. 首・肩周りの筋肉の緊張による血流障害
肩こりで筋肉が硬くなると、首周りの血管が圧迫され、脳への血流が一時的に低下します。脳の中でも特に平衡感覚をつかさどる「小脳」や「内耳」周辺への血流が不足すると、ふらつきや軽いめまいが起こることがあります。
2. 自律神経の乱れ
肩や首の筋肉が緊張し続けると、交感神経が優位な状態が続き、自律神経のバランスが崩れます。これにより血圧が不安定になったり、内耳の機能が低下したりして、めまいを感じるようになります。
3. 頚椎の歪みやストレートネック
姿勢の悪化によって頚椎(首の骨)がまっすぐになった「ストレートネック」は、神経や血管を圧迫しやすい状態です。頚椎のゆがみによって、椎骨動脈の血流が悪くなることで、脳への酸素供給が不足し、めまいや吐き気を引き起こすことがあります。
整骨院での治療法
整骨院では、肩こりからくるめまいに対して、症状の根本改善を目的とした治療を行います。
1. 姿勢・身体の状態のチェック
まずは姿勢、首や肩の筋肉の状態、骨格の歪み、神経の圧迫の有無などを丁寧にチェックします。患者さんの生活習慣や既往歴を聞きながら、原因を多角的に分析します。
2. 手技療法(筋肉調整)
緊張して硬くなった首・肩の筋肉を手技でゆるめ、血流を促進します。特に僧帽筋・肩甲挙筋・胸鎖乳突筋など、めまいに関係しやすい筋肉にアプローチしていきます。マッサージやストレッチを通して、血流やリンパの流れを良くし、自律神経の安定も図ります。
3. 骨格・頚椎の調整
ストレートネックや頚椎の歪みを整える矯正を行うことで、神経や血管への圧迫を軽減します。ソフトで安全な調整法を採用している整骨院も多く、痛みや恐怖感が少ないのが特徴です。
4. 自律神経のバランスを整える治療
頭蓋骨や首まわりの緊張をゆるめる「頭蓋調整」や「自律神経調整」といった施術を行うこともあります。これにより、心身ともにリラックスし、めまいの改善が期待されます。
5. 日常生活へのアドバイス
治療効果を持続させるために、自宅でできるストレッチや姿勢改善のアドバイスも重要です。デスクワーク中の正しい座り方、首や肩の負担を減らす工夫などを指導します。また、ストレスケアや睡眠の質の改善もサポートすることがあります。
肩こりやめまいでお悩みの方は是非当院にご相談下さい。