肘の痛み

2025年07月2日

こんにちは。 姫路坂口鍼灸整骨院花田院です。

今回は肘痛み治療についてご紹介致します。

肘の痛みは、日常生活やスポーツ、仕事での動作の繰り返しや過度な負担が原因で起こることが多く、放置すると症状が長引いたり、悪化したりすることがあります。整骨院では、肘の痛みに対して原因を見極めたうえで、手技や物理療法を用いた根本的なアプローチが可能です。


肘の痛みの主な原因

肘の痛みは、いくつかの代表的な疾患・症状に分類されます。

1. テニス肘(外側上顆炎)

肘の外側に痛みが出る症状で、ラケットスポーツ以外でも、パソコン作業、料理、掃除、育児などの動作によって発症します。物をつかんだり、タオルを絞るような動作で痛みを感じるのが特徴です。

2. ゴルフ肘(内側上顆炎)

肘の内側に痛みが出る症状で、腕の使いすぎや、筋肉・腱の疲労によって引き起こされます。物を持ち上げる、投げる、スイング動作などで痛みが増します。

3. 肘の関節炎・変形性肘関節症

関節の軟骨がすり減って炎症を起こすことで痛みが出ます。高齢者や過去に肘のケガをした人に多く見られ、動かしたときの引っかかりや可動域の制限が特徴です。

4. その他

野球肘(成長期のスポーツ障害)、滑液包炎(肘の腫れと圧痛)、神経痛(肘のしびれや放散痛)なども原因となります。


整骨院での肘の痛みの治療

整骨院では、国家資格を持つ柔道整復師が問診・視診・触診を通して痛みの原因を分析し、症状に合わせた適切な治療を行います。

1. 原因の特定と動作確認

まずは痛みの出る動作や使い方の癖を確認します。どの筋肉・腱・関節に負担がかかっているかを見極め、施術方針を立てます。

2. 炎症・痛みの軽減(初期処置)

痛みが強い場合には、患部を安静に保ち、必要に応じて冷却(アイシング)や包帯・テーピングによる固定を行います。電気治療(低周波・干渉波)や超音波療法も併用し、炎症を抑え、血行を促進します。

3. 手技療法(マッサージ・筋膜リリースなど)

痛みの原因となっている筋肉や腱に対して、手技でやさしくアプローチします。硬くなった筋肉をほぐし、周囲の関節や筋肉とのバランスを整えることで、再発防止にもつながります。

4. 姿勢・体の使い方の指導

肘の痛みは、肩・背中・手首の使い方や姿勢の悪さとも関連しています。整骨院では、体全体のバランスを見ながら根本原因を探し、改善策をアドバイスしてくれます。

5. ストレッチ・セルフケア指導

自宅でできるストレッチや筋力トレーニングの方法も丁寧に教えてくれます。日常のケアを習慣にすることで、治癒を早め、再発を防ぐことができます。

6. テーピング・サポーターの活用

必要に応じて、関節をサポートするテーピングやサポーターの使用を指導します。痛みの軽減だけでなく、動作時の安定感を高める効果もあります。


整骨院で治療を受けるメリット

  • 原因に基づいた根本的なアプローチが可能

  • 手技療法による自然治癒力の促進

  • 保険適用が可能なケースも(急性・外傷性の痛み)

  • 体全体のバランスを見た再発防止のケアができる

  • 整形外科と併用して通うことも可能

痛みが長引く場合や、明らかな腫れ・しびれ・動かせないほどの強い痛みがある場合は、整形外科での画像検査(レントゲンやMRI)を受けることが必要になることもあります。整骨院では、必要に応じて医療機関の受診を勧めてくれることもあります。

肘の痛みでお悩みの方は是非当院にご相談下さい。