肘の痛み

2025年03月15日

こんにちは。 姫路坂口鍼灸整骨院花田院です。

今回は肘の痛みについてご紹介致します。

肘の痛みは、日常生活やスポーツ、仕事などでよく見られる症状の一つです。肘の痛みを感じると、動作が制限されて生活に支障をきたすこともあります。整骨院では、肘の痛みの原因を特定し、適切な治療を行うことで痛みを軽減し、回復を促進します。以下に、肘の痛みの原因や整骨院での治療方法について詳しく説明します。

1. 肘の痛みの主な原因

肘の痛みにはいくつかの原因が考えられます。主なものは次の通りです。

(1) テニス肘(外側上顆炎)

テニス肘は、肘の外側に痛みを感じる状態で、肘を伸ばす動作や物を持つ動作で痛みが強くなることが特徴です。特にスポーツで肘を酷使したり、パソコン作業などで手首を使いすぎることが原因となります。手首を伸ばす筋肉の腱が肘の外側に付着しており、この部分に負担がかかることで炎症を引き起こします。

(2) ゴルフ肘(内側上顆炎)

ゴルフ肘は、肘の内側に痛みを感じる状態です。ゴルフや野球などのスポーツに関係することが多いですが、手首を使う動作が繰り返されると起こることもあります。こちらは、肘の内側にある筋肉が炎症を起こすことによって発症します。

(3) 肘部管症候群

肘部管症候群は、肘の内側で神経が圧迫されることで起こる症状です。肘の内側の神経が圧迫されると、手や腕にしびれや痛みを感じることがあります。特に長時間肘を曲げたまま作業することが原因で発生しやすいです。

(4) 過剰な使い過ぎや負担

過度の使用や急激な運動、重い物を持つことなどが原因で肘の筋肉や腱に過度な負担がかかり、痛みを引き起こすことがあります。特にスポーツや力仕事をする人に見られます。

(5) 関節炎

関節の炎症が肘に発生することもあります。関節炎は、年齢やケガ、遺伝的要因などが影響して、肘の関節に痛みを引き起こす原因となります。

2. 整骨院での肘の痛みに対する治療方法

整骨院では、肘の痛みを軽減するために、さまざまな治療法が用いられます。痛みの原因を特定し、適切な治療を行うことで、回復を促すことができます。

(1) 手技療法

整骨院では、手技療法を用いて筋肉や関節の緊張をほぐし、痛みを緩和することがあります。具体的には、指圧やマッサージ、ストレッチなどが行われます。これにより、血流が改善され、筋肉や腱の回復を促進することができます。

(2) 骨盤矯正や関節調整

肘の痛みが姿勢や骨盤の歪みに関連している場合、骨盤矯正や関節調整が行われることがあります。特に長時間のデスクワークや片方の手を多く使う作業が続くと、体全体のバランスが崩れることがあり、その結果、肘に負担がかかることがあります。整骨院では、これらの問題を解消するために全身の調整を行います。

(3) 物理療法

温熱療法や冷却療法を使って、肘の痛みを軽減することもあります。温熱療法は血流を促進して筋肉の緊張をほぐし、冷却療法は炎症を抑える効果があります。症状に合わせて適切な方法が選ばれます。

(4) 電気療法(干渉波や低周波)

電気を使った治療方法も整骨院ではよく行われます。干渉波や低周波治療は、筋肉や関節の痛みを緩和し、炎症を抑える効果があります。これにより、痛みが軽減し、回復が早まることが期待できます。

(5) 運動療法

肘の痛みが慢性化する前に、筋力強化やストレッチなどの運動療法を行うこともあります。筋肉や腱を柔軟に保ち、適切な筋力をつけることで、再発を防ぐことができます。

3. 自宅でできる対策

整骨院での治療に加えて、自宅でできる対策を取り入れることも重要です。

  • 休息

    痛みが強い時には、無理に動かさず、肘を休ませることが大切です。過剰な負担をかけず、安静にすることで回復が早くなります。

  • アイシング

    痛みがひどい場合、アイシングを行うと炎症が抑えられます。20分程度を目安に冷やすと良いでしょう。

  • ストレッチや軽い運動

    痛みが軽くなったら、軽いストレッチや筋力トレーニングを行うと、筋肉や腱が強化され、再発を防げます。

肘の痛みでお悩みの方は是非当院にご相談下さい。