肉離れの原因と症状
2025年01月24日
こんにちは。 姫路坂口鍼灸整骨院花田院です。
今回は肉離れの原因と症状についてご紹介致します。
肉離れは、筋肉が急激に引き伸ばされたり、過度に負荷がかかったりすることによって筋繊維が部分的または完全に断裂する怪我です。スポーツや運動中、または日常生活で不意に起こることが多く、特に太ももやふくらはぎなどの大きな筋肉群に多く見られます。肉離れは軽度から重度までさまざまであり、怪我の程度に応じて治療方法も異なります。整骨院では、肉離れの症状を和らげ、回復を早めるために様々な治療が行われます。ここでは、肉離れに対する整骨院での治療法について詳しく説明します。
1. 肉離れの症状と原因
肉離れは、筋肉の一部が断裂することによって痛みが発生し、以下のような症状が見られます:
- 急激な痛み:筋肉が裂ける瞬間に鋭い痛みを感じます。
- 腫れ:断裂部分の周辺に腫れが生じ、筋肉の張りや硬さが感じられることもあります。
- 内出血:肉離れを起こした部位に血液が溜まることで、紫色や青色に変色した皮膚が現れることがあります。
- 動かしづらさ:筋肉の一部が機能しなくなるため、患部を動かすことができず、歩行や運動が難しくなることもあります。
肉離れの原因としては、筋肉の過度な負荷や、ストレッチ不足、急な動きが挙げられます。また、疲労が蓄積している状態で無理に運動をすると、肉離れを引き起こしやすくなります。
2. 整骨院での治療法
整骨院では、肉離れを治療するために、早期の回復を目指して様々なアプローチが行われます。以下は、代表的な治療法です。
(1) RICE療法
肉離れの初期段階では、RICE療法(安静、氷冷、圧迫、挙上)が最も基本的な治療法となります。
- 安静:筋肉を休ませ、損傷部分を無理に動かさないようにします。
- 氷冷:患部に氷を当てて冷やすことで、腫れや痛みを抑えます。冷却は最初の24~48時間が効果的です。
- 圧迫:弾性包帯などで患部を圧迫し、腫れを軽減します。
- 挙上:患部を心臓より高い位置に保つことで、腫れを抑える効果があります。
整骨院では、これらの処置をサポートしながら、患部の状態を見ながら次の治療に進むことが一般的です。
(2) 手技療法(マッサージやストレッチ)
初期の腫れが引いてくると、整骨院では手技療法を用いて筋肉の緊張をほぐし、血流を改善する治療が行われます。具体的には、軽いマッサージやストレッチによって筋肉をほぐし、再発防止や柔軟性の回復を促進します。手技療法では、筋肉の状態に合わせて、強さや方法を調整するため、無理なく進めることができます。
(3) 電気療法
電気療法は、筋肉の回復をサポートするために用いられる治療法で、痛みを和らげたり、血行を促進したりします。低周波や高周波の電流を使って筋肉に微弱な刺激を与え、痛みの軽減や筋肉の緊張を和らげる効果があります。これにより、肉離れの治癒が早まるとともに、再発防止にもつながります。
(4) 超音波療法
超音波を使った治療法は、深部まで届く音波を使って筋肉や組織を温め、血流を促進させる方法です。これにより、組織の修復が促進され、回復を早める効果があります。特に慢性の痛みや、肉離れの後遺症に対して有効です。
(5) テーピング
肉離れが回復してきた段階で、筋肉に負担がかからないようにテーピングを施すことがあります。テーピングは筋肉の動きをサポートし、過度な負荷をかけないようにするため、再度肉離れを防ぐ役割があります。適切にテーピングを施すことで、スポーツや日常生活の活動がスムーズに行えます。
3. リハビリと運動療法
肉離れが回復した後には、リハビリテーションが重要です。整骨院では、回復を助けるための運動療法を取り入れることがあります。筋肉の柔軟性や強度を高め、再発防止を目的としたトレーニングが行われます。特に、柔軟体操や筋力強化のためのエクササイズが中心となり、段階的に負荷をかけていきます。
4. 整骨院に通うメリット
整骨院で治療を受けるメリットは、専門的な手技療法や物理療法を通じて、肉離れの回復を早めることができる点です。整骨院では、痛みの管理から回復まで、患者一人ひとりに合わせた治療を提供してくれます。また、再発防止や予防に関するアドバイスを受けられるため、今後同じような怪我を避けるための対策ができる点も大きな利点です。
肉離れにお悩みの方は是非当院にご相談下さい。