産後骨盤矯正の重要性
2025年05月18日
こんにちは。 姫路坂口鍼灸整骨院花田院です。
今回は産後骨盤矯正の重要性についてご紹介致します。
産後の骨盤矯正の重要性について
妊娠・出産は、女性の体に大きな変化をもたらします。特に注目すべきなのが「骨盤のゆるみ・歪み」です。妊娠中、出産準備として分泌される「リラキシン」というホルモンの影響で、骨盤まわりの靱帯や関節は緩み、赤ちゃんがスムーズに産道を通れるように骨盤が開きます。
しかし、出産後もこの骨盤はすぐには元の位置に戻らず、生活習慣や育児中の姿勢のクセによって歪んだまま固まってしまうことがあります。この“歪んだ骨盤”をそのままにしておくと、さまざまな不調やトラブルにつながるため、産後の骨盤矯正は非常に重要だといわれているのです。
■ 骨盤の歪みで起こる不調
産後の骨盤の開き・歪みが原因となって、以下のような症状が現れることがあります:
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腰痛・肩こり
骨盤の傾きにより姿勢が悪くなり、腰や肩に負担がかかります。 -
股関節や恥骨の痛み
関節が不安定なまま育児動作を繰り返すことで、炎症や痛みが出ることがあります。 -
体型の崩れ・下半身太り
骨盤が広がったままだと内臓が下がり、代謝が落ち、下腹部やお尻が太りやすくなります。 -
尿漏れ・便秘
骨盤底筋の緩みにより、排尿・排便機能に影響が出る場合があります。 -
疲労感・睡眠の質の低下
姿勢の悪化により血流が悪くなり、疲れが取れにくくなります。
このように、骨盤の歪みは見た目だけでなく、内側からも心身の健康に大きな影響を与えます。
■ 骨盤矯正のメリット
産後に骨盤矯正を受けることで、次のような効果が期待できます:
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骨盤が正しい位置に戻り、体のバランスが整う
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姿勢改善による腰痛・肩こりの軽減
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血流・代謝の向上でむくみや冷えの改善
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内臓の位置が戻り、便秘・下腹ぽっこりの解消
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筋肉の連動が良くなり、疲れにくい体へ
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体型が引き締まり、産前よりスタイルアップも
骨盤を整えることで、体全体の機能が正常に働くようになり、毎日の育児や家事がより快適に行えるようになります。
■ 矯正に最適なタイミングとは?
骨盤矯正は、産後1〜6ヶ月以内に始めるのが理想的です。この時期は、骨盤周辺の靱帯がまだ柔らかく、比較的スムーズに正しい位置に戻しやすいため、「産後矯正のゴールデンタイム」とも呼ばれます。
ただし、「産後1年以上経ってしまった」「子どもが2人目・3人目」という方でも遅すぎるということはありません。身体の状態を見ながら適切な施術を受けることで、今からでも改善は十分可能です。
■ 整骨院での骨盤矯正とは?
整骨院では、国家資格を持った柔道整復師が、骨盤や姿勢の状態を丁寧にチェックし、一人ひとりの身体に合った矯正を行います。矯正といっても、強い力で骨を動かすような危険な施術ではなく、ソフトで痛みの少ない安全な手技が中心です。
また、施術に加えて、自宅でできるストレッチや骨盤を支える筋肉(骨盤底筋・腹筋など)を鍛える簡単なエクササイズの指導も行います。これにより、施術の効果を持続させ、再発を予防することができます。
お身体でお悩みの方は是非当院にご相談下さい。