産後の骨盤の歪み
2025年10月11日
こんにちは。 ひろがる接骨院・鍼灸院花田院です。
今回は産後の骨盤の歪みについてご紹介致します。
出産後、「骨盤がぐらぐらする」「腰が痛い」「体型が戻らない」などの悩みを抱える方は多くいらっしゃいます。その原因の一つが産後の骨盤の歪みです。
整骨院では、出産によってゆるんだ骨盤の状態を確認し、正しい位置へと整えることで、身体のバランスや不調を改善する「産後骨盤矯正」を行っています。
■ なぜ産後に骨盤が歪むのか?
妊娠中から出産にかけて、女性の身体では「リラキシン」というホルモンが分泌され、関節や靭帯をゆるめていきます。これは赤ちゃんがスムーズに産道を通れるようにするための大切な働きですが、その影響で骨盤も広がりやすく、歪みやすい状態になります。
さらに、出産後は育児や授乳で無理な姿勢が続いたり、筋力が落ちたりすることで、骨盤の歪みが固定されやすくなります。
■ 骨盤の歪みが引き起こす症状
産後の骨盤の歪みは、次のような体の不調の原因になります。
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腰痛や恥骨・股関節の痛み
骨盤が不安定になることで、周辺の筋肉や関節に負担がかかります。 -
肩こり・背中の痛み
姿勢が悪くなり、上半身の筋肉に緊張が続きます。 -
ポッコリお腹・体型の崩れ
骨盤が前傾・後傾することで、内臓が下がりやすくなり、代謝も落ちます。 -
冷え・むくみ・便秘
血流やリンパの流れが悪くなることで、代謝機能にも影響が出ます。 -
尿もれや骨盤底筋のゆるみ
出産による筋力低下や骨盤の開きが原因で、尿もれや内臓下垂を感じる方も。
これらは「年齢のせい」と思われがちですが、実際は骨盤の歪みやズレを整えることで改善が期待できる症状です。
■ 整骨院での産後骨盤矯正とは?
整骨院では、産後の骨盤の状態や身体のバランスを丁寧に確認し、以下のような施術を行います。
● 骨盤矯正(手技または矯正ベッド)
出産で開いた骨盤を、無理のない方法で本来の正しい位置へ整えていきます。ボキボキ鳴らすような施術は行わず、優しい矯正を行う院が多いです。
● 筋肉の調整(ストレッチ・ほぐし)
骨盤を支える筋肉(特に腹筋・骨盤底筋・臀部)のバランスを整え、再び歪まない身体をつくります。
● 姿勢や動作のアドバイス
授乳や抱っこの姿勢、日常生活で気をつけるポイント、自宅でできる簡単なトレーニングも指導します。
■ 産後ケアはいつから始めればいい?
産後の骨盤矯正は、産後1ヶ月〜6ヶ月の間がもっとも効果を実感しやすい時期といわれています。ただし、体調や回復具合によっても個人差があるため、医師の許可が出た後に施術を開始するのが安心です。
※帝王切開の方も施術は可能ですが、傷の回復を最優先に考えた対応が必要です。
■ 通院の目安
症状や骨盤の状態によって異なりますが、目安としては:
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初期:週1回のペースで4〜6回
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安定期:2週間〜月1回のメンテナンス
継続することで、骨盤が正しい位置に安定しやすくなり、体型や体調の回復もスムーズになります。
■ こんな方は一度ご相談ください
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出産後、腰や股関節の痛みがある
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骨盤がぐらつく感じがする
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姿勢や体型の変化が気になる
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体が疲れやすく、代謝が落ちたと感じる
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尿もれや恥骨の違和感がある
産後のお身体でお悩みの方は是非当院にご相談下さい。










