産後の身体の症状
2025年10月22日
こんにちは。 ひろがる接骨院・鍼灸院花田院です。
今回は産後の身体の症状についてご紹介致します。
出産は女性の体にとって大きな変化と負担をもたらします。赤ちゃんを育てながらの生活は、体力的にも精神的にも大きな負担がかかる時期です。産後の体は一見元に戻ったように見えても、骨格や筋肉、内臓、ホルモンバランスは妊娠前とは違う状態になっており、さまざまな不調が現れやすくなっています。
整骨院では、こうした産後特有の体の変化や不調に対して、やさしい手技と的確なアプローチで、体の回復をサポートします。
◆ 産後によく見られる身体の症状
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骨盤の開き・ゆがみ
出産時、骨盤は大きく開きますが、産後に正しく戻らないと、姿勢の乱れや下半身太り、腰痛、股関節痛の原因になります。 -
腰痛・恥骨痛・尾てい骨の痛み
妊娠中から産後にかけて増加するリラキシンというホルモンにより、関節がゆるみやすくなります。育児での無理な姿勢や抱っこも重なり、腰や骨盤周辺に強い負担がかかります。 -
肩こり・背中の張り
授乳や抱っこなどで前かがみの姿勢が続くと、首・肩・背中の筋肉が緊張してこりや痛みが起きやすくなります。 -
尿もれ・下腹部の不調
骨盤底筋が出産によって弱まると、尿もれや下腹部の違和感、内臓下垂などが起こりやすくなります。 -
手首や腕の痛み(腱鞘炎)
赤ちゃんを頻繁に抱き上げたり、長時間の授乳で腕に負担がかかり、腱鞘炎になる方も少なくありません。 -
自律神経の乱れ・不眠・疲労感
ホルモンバランスや睡眠不足、育児ストレスなどにより、自律神経が乱れやすくなり、倦怠感やイライラ、不眠などの症状も出てきます。
◆ 整骨院での産後ケアとは?
整骨院では、産後の体に起こるさまざまな不調の原因を見極め、根本から改善することを目的とした施術を行います。薬に頼らず、体にやさしい手技や整体によって自然な回復を促すのが特徴です。
● 丁寧なカウンセリング・検査
出産の状況や現在の体の状態、育児の負担などを詳しく聞き取り、姿勢や骨盤のゆがみ、筋肉のバランスなどをチェックします。
● 骨盤矯正・姿勢調整
骨盤の開きやゆがみをやさしく調整し、体の土台を安定させます。姿勢を整えることで、痛みや不調が出にくい体づくりができます。
● 筋肉の調整(マッサージ・ストレッチ)
硬くなった筋肉をやさしくほぐし、血流とリンパの流れを改善。疲労物質の排出を促し、こりや痛みの軽減につながります。
● 骨盤底筋やインナーマッスルのサポート
出産で弱くなった筋肉を活性化させるためのトレーニングや指導も行います。尿もれや下腹部のたるみに効果的です。
● 日常生活へのアドバイス
抱っこの仕方や授乳姿勢、家でできるセルフケアやストレッチ方法など、育児中の負担を軽減する実践的なアドバイスも提供します。
◆ 通院時期と頻度について
産後のケアは、産後1ヶ月以降から始めるのが一般的です。体調や出産方法(自然分娩・帝王切開)によって差があるため、無理のないタイミングで始めましょう。
骨盤が戻りやすい「産後2〜6ヶ月」がケアの最適な時期とされており、この時期に整骨院でケアを始めると、体型や不調の改善に効果が出やすくなります。
産後のお身体でお悩みの方は是非当院にご相談下さい。










