片頭痛の原因
2025年10月27日
こんにちは。 ひろがる接骨院・鍼灸院花田院です。
今回は片頭痛原因についてご紹介致します。
「ズキズキと頭の片側が痛む」「光や音に敏感になる」「吐き気がする」——こうした症状がある場合、それは“片頭痛”の可能性があります。日本では、人口の約8〜10%が片頭痛に悩んでいるといわれ、特に20〜40代の女性に多く見られます。頭痛薬を飲んでも一時的にしか治まらず、繰り返し発症してしまうケースも少なくありません。ここでは、片頭痛の原因と、整骨院での治療についてわかりやすく説明します。
■ 片頭痛とは?
片頭痛は、頭の片側または両側に強い拍動性の痛みが起こる頭痛です。数時間から数日間続くことがあり、痛みとともに吐き気や光・音への過敏、めまいなどを伴うこともあります。仕事や家事が手につかなくなるほどつらい症状に悩まされる方も多く、日常生活の質(QOL)を大きく低下させてしまいます。
■ 片頭痛の主な原因
片頭痛の原因は一つではなく、複数の要因が関係しています。
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血管の拡張
脳の血管が一時的に拡張し、周囲の神経を刺激することで痛みが発生します。ホルモンバランスの変化や気圧の変化、ストレスなどがきっかけになることがあります。 -
自律神経の乱れ
過労や睡眠不足、精神的ストレスによって自律神経のバランスが乱れると、血管の収縮・拡張のリズムが崩れ、片頭痛を誘発します。 -
筋肉の緊張と姿勢不良
デスクワークやスマートフォンの使用により、首や肩の筋肉が硬くなると、血流が悪化し、頭部への血液供給が不安定になります。これが神経を刺激し、片頭痛を悪化させる原因になることもあります。 -
生活習慣・環境要因
寝不足、カフェインの過剰摂取、天候の変化、月経周期、強い光や音なども片頭痛を引き起こすトリガーとなります。
■ 片頭痛と緊張型頭痛の違い
片頭痛と似た症状に「緊張型頭痛」があります。緊張型頭痛は、首や肩の筋肉がこわばることで起こる“締めつけられるような痛み”が特徴です。片頭痛は“ズキズキと脈打つような痛み”で、体を動かすと悪化する傾向があります。
ただし、両方の頭痛を併発している方も多く、どちらか一方に偏った対処では改善しにくい場合もあります。
■ 整骨院での治療
整骨院では、片頭痛を「首・肩・背中の筋肉の緊張」や「姿勢の歪み」「自律神経の乱れ」など、身体全体のバランスの問題として捉え、根本から改善していきます。
施術の流れと主な内容は以下の通りです。
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カウンセリングと検査
頭痛の出るタイミング、生活習慣、姿勢、首や肩の可動域などを確認し、原因を特定します。 -
手技療法(マッサージ・指圧)
首や肩の筋肉のこりを丁寧にほぐし、血流を改善します。これにより、神経への圧迫を軽減し、頭部への血液循環をスムーズにします。 -
骨格・姿勢矯正
猫背やストレートネックなど、姿勢の歪みが原因の場合は、背骨や骨盤のバランスを整える施術を行います。首の負担を減らすことで、頭痛の再発予防にもつながります。 -
電気療法・温熱療法
深部の筋肉を刺激して血流を促し、筋肉の緊張をやわらげます。冷えやこりが強い方に効果的です。 -
生活習慣アドバイス
再発防止のために、姿勢の取り方、ストレッチ方法、睡眠や食事の改善などを丁寧にアドバイスします。
整骨院での治療は、薬に頼らず、体の内側から自然治癒力を高めていくことを目的としています。
■ 片頭痛改善のために大切なこと
片頭痛は、根本的な原因を取り除かない限り、繰り返し発生してしまうことが多いです。整骨院で筋肉や姿勢のバランスを整えるとともに、日常生活での意識も重要です。
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長時間同じ姿勢を避け、1時間に1度は首や肩を動かす
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睡眠不足やストレスを溜めない
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適度な運動で血流を促す
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カフェインやアルコールの摂りすぎに注意
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湯船につかって体を温める
これらを意識することで、頭痛の頻度や強さを軽減することができます。
片頭痛でお悩みの方は是非当院にご相談下さい。










