手指の痺れの原因
2025年10月28日
こんにちは。 ひろがる接骨院・鍼灸院花田院です。
今回は手指の痺れの原因についてご紹介致します。
手指のしびれは、「ピリピリ」「ジンジン」といった違和感が手の指先や手のひらに現れる症状で、放っておくと感覚が鈍くなったり、力が入りにくくなったりすることがあります。しびれの原因はさまざまですが、多くの場合、神経や血流の障害が関係しています。
最も多い原因のひとつが「首(頸椎)」や「肩周辺」の筋肉の緊張です。長時間のデスクワークやスマートフォンの使用で首や肩がこり固まると、神経や血管が圧迫され、手指まで十分な血流や神経信号が届かなくなります。その結果、手や指にしびれが生じます。特に、首の骨の間を通る神経が圧迫される「頸椎症」や「ストレートネック」は、現代人に増えている原因の一つです。
また、「胸郭出口症候群(きょうかくでぐちしょうこうぐん)」も手指のしびれを引き起こす代表的な症状です。これは、首から腕に伸びる神経や血管が、鎖骨や肋骨、筋肉の間で圧迫されることで起こります。腕を上げる姿勢が多い方や、姿勢が悪い方、なで肩の女性に多く見られます。
さらに、「手根管症候群(しゅこんかんしょうこうぐん)」という手首の神経障害もよく知られています。手のひら側を通る正中神経が、手首の部分で圧迫されることで、親指から薬指の半分までのしびれや痛み、指先の感覚低下が起こります。特にパソコンやスマートフォンを長時間使用する方、家事や育児で手をよく使う方に多い症状です。
そのほか、糖尿病や自律神経の乱れ、冷え、血行不良などが原因で起こることもあります。特に血流が悪くなると神経への酸素供給が低下し、しびれを感じやすくなります。
整骨院では、こうした手指のしびれに対して、神経や血流を妨げている根本的な原因を探り、改善に導く治療を行います。まずは姿勢や体のゆがみ、筋肉の状態を丁寧に確認し、どの部位で神経や血管が圧迫されているかを見極めます。そのうえで、手技によって首や肩、背中の筋肉の緊張を和らげ、神経や血流の通り道を広げていきます。
また、整骨院では骨格や姿勢のバランスを整える「骨格矯正」や「姿勢矯正」も行います。特にストレートネックや猫背などで首や肩に負担がかかっている場合、姿勢を正しく整えることでしびれの根本原因を改善できます。さらに、血流を促進する電気治療(低周波・干渉波など)や温熱療法を組み合わせることで、回復を早める効果も期待できます。
整骨院では症状の改善だけでなく、再発防止のためのアドバイスも行います。正しい姿勢のとり方、デスクワーク中のストレッチ、スマホ使用時の注意点、首や肩の負担を減らす日常生活の工夫などを指導し、長期的に健康な状態を保てるようサポートします。
手指のしびれは、放っておくと慢性化し、感覚麻痺や筋力低下につながるおそれがあります。早めに整骨院で体のバランスを整え、血流と神経の働きを改善することで、自然な回復力を高め、しびれのない快適な日常を取り戻すことができます。
手指の痺れでお悩みの方は是非当院にご相談下さい。










