姿勢からくる膝の痛み

2025年06月26日

こんにちは。 姫路坂口鍼灸整骨院花田院です。

今回は姿勢からくる膝の痛みについてご紹介致します。

膝の痛みというと、加齢やスポーツによるケガを想像する方が多いかもしれません。しかし実際には、「姿勢の悪さ」が膝の痛みの大きな原因になっていることもあります。日常生活での立ち方や歩き方、座り方など、無意識に続けている悪い姿勢が、知らず知らずのうちに膝に負担をかけ、痛みを引き起こしているのです。

この記事では、姿勢が膝に与える影響と、整骨院で行われる治療について、わかりやすく説明します。


姿勢と膝の関係

正しい姿勢とは、頭から足先までが一直線に並び、体にかかる重力がバランスよく分散されている状態です。しかし、猫背や反り腰、O脚・X脚といった姿勢の乱れがあると、体重のかかり方が偏ってしまい、膝に過度な負荷がかかるようになります。

たとえば、

  • 猫背になると重心が前方に偏り、膝を伸ばして体を支えようとするため、常に膝関節に緊張がかかります。

  • 反り腰の場合、骨盤が前傾して太もも前側の筋肉(大腿四頭筋)が緊張し、膝蓋骨(膝のお皿)周辺に痛みを感じることがあります。

  • O脚やX脚は膝の内側・外側に圧力が集中し、関節へのダメージが蓄積されやすくなります。

こうした姿勢の崩れは、長年にわたって少しずつ蓄積され、やがて膝の痛みとして現れます。


姿勢からくる膝の痛みに多い症状

  • 階段の昇り降りで膝が痛む

  • 立ち上がる時に膝に違和感がある

  • 長時間立っていると膝がだるくなる

  • 膝の内側または外側に慢性的な痛みがある

  • 歩くと膝が「カクカク」する、力が入りにくい

これらの症状がある場合、膝そのものに原因があるのではなく、「姿勢の悪さ」や「体の使い方のクセ」が根本の原因であることが多いのです。


整骨院での治療

整骨院では、姿勢が原因で起こる膝の痛みに対して、全身のバランスを整えながら、膝への負担を軽減する治療を行います。

1. 姿勢のチェックと評価

まずは、立ち姿勢・歩行・骨盤や背骨の位置などをチェックします。膝だけを見るのではなく、体全体の動きや使い方を分析することで、痛みの原因を明確にします。

2. 骨盤・背骨・足の歪みを整える矯正治療

骨盤や背骨が歪んでいると、左右の脚の長さに差が出たり、膝に偏った負担がかかったりします。整骨院では、やさしい手技や矯正で骨格のバランスを整え、自然な姿勢を取り戻します。

3. 筋肉の緊張を緩和する手技療法

膝まわりや股関節、太ももの筋肉が硬くなると、関節の動きが制限され、痛みの原因になります。マッサージやストレッチで筋肉をやわらかくし、血流を改善して痛みを和らげます。

4. 電気療法や超音波療法

痛みが強い場合は、電気や超音波などの物理療法で、深部の筋肉や関節を刺激し、自然治癒力を高めます。腫れや炎症の軽減にも効果的です。

5. 再発予防のための生活指導・運動指導

整骨院では、治療だけでなく「再発を防ぐ」ためのアドバイスも大切にしています。正しい立ち方や歩き方の指導、自宅でできるストレッチや筋トレの方法などを丁寧に教えてくれます。


整骨院での治療のメリット

  • 根本原因にアプローチできる

     膝の痛みの原因が膝そのものではなく姿勢や体のバランスにある場合、整骨院では全身を診ながら原因を突き止め、根本から改善を目指します。

  • 薬に頼らない自然なアプローチ

     痛み止めではなく、身体の機能を回復させる治療なので、副作用の心配が少なく、長期的に安心して続けられます。

  • 再発を防ぐ指導が受けられる

     その場しのぎの治療ではなく、生活全体の見直しやセルフケアのアドバイスも受けられるので、痛みの出にくい身体づくりが可能です。

膝の痛みでお悩みの方は是非当院にご相談下さい。