妊娠中の身体の症状

2025年06月25日

こんにちは。 姫路坂口鍼灸整骨院花田院です。

今回は妊娠中の身体の症状についてご紹介致します。

妊娠中、女性の身体は赤ちゃんを育てるために大きく変化します。その影響で、これまで感じなかったさまざまな不調が現れることがあります。代表的な症状としては、腰痛、肩こり、背中の張り、股関節や恥骨の痛み、足のむくみ、手足のしびれ、姿勢の変化による疲労感などが挙げられます。

これらの不調は、主に以下のような理由で起こります。

  • ホルモンバランスの変化:妊娠中は「リラキシン」というホルモンが分泌され、骨盤まわりの靭帯や関節がゆるみやすくなります。これは出産をスムーズにするための自然な変化ですが、その影響で骨盤が不安定になり、腰や背中に負担がかかります。

  • お腹の大きさの変化:赤ちゃんの成長とともにお腹が大きくなると、身体の重心が前に移動し、反り腰や猫背になりやすくなります。この姿勢の変化が、腰や首、肩への負担を増やします。

  • 血流やリンパの流れの悪化:妊娠中は血液の量が増える一方で、下半身の血流が滞りやすくなります。その結果、足のむくみや冷え、だるさを感じることがあります。

こうした身体の不調を和らげるサポートとして、多くの妊婦さんに選ばれているのが「整骨院」でのマタニティケアです。整骨院では、身体に負担をかけず、安全を第一に考えた施術が行われます。

整骨院でのマタニティケア

整骨院では、妊婦さんの体調や週数に合わせて、無理のない範囲で施術を行います。基本的には、ボキボキするような強い矯正は避け、筋肉の緊張を緩めたり、骨盤や背骨の歪みをやさしく整えたりすることで、身体のバランスを改善していきます。

特に整骨院で多く対応しているのが以下のような症状です。

  • 腰痛・坐骨神経痛:骨盤のゆがみや筋肉の過緊張を緩和することで、腰の痛みや足のしびれを和らげます。

  • 肩こり・背中の張り:姿勢の変化や運動不足による筋肉の緊張をほぐし、血流を良くして痛みを軽減します。

  • 恥骨や股関節の痛み:骨盤の左右差を整えることで、関節への負担を減らします。

  • むくみ・冷え:血液やリンパの流れを促進し、足のだるさやむくみをやわらげます。

  • 姿勢改善:妊娠による猫背や反り腰を整え、日常の疲れを軽くします。

安全性について

妊娠中の施術では、安全性が最も重要です。整骨院では、妊婦さん専用のうつ伏せ用クッションや横向きの姿勢を使って、お腹に圧をかけずに施術を行います。また、施術者は妊婦さんの身体の状態や週数を確認しながら、無理のない方法を選択します。

ただし、妊娠初期(特に12週未満)や、切迫早産の兆候がある場合などは、施術を控えることがあります。事前に主治医に相談し、許可を得たうえで受けることが大切です。

お身体でお悩みの方は是非当院にご相談下さい。