妊娠中の身体に起こる変化と不調の原因
2025年05月15日
こんにちは。 姫路坂口鍼灸整骨院花田院です。
今回は妊娠中に身体に起こる変化と不調の原因についてご紹介致します。
妊娠中の体に起こる変化と不調の原因
〜整骨院でのやさしいケア〜
妊娠は新しい命を育む特別な時期ですが、同時に、女性の体には大きな変化と負担がかかります。お腹が大きくなるにつれて姿勢が崩れ、ホルモンの影響で関節が不安定になり、心身ともに不調を感じやすくなります。
こうした変化は自然なものですが、放っておくと日常生活がつらくなったり、出産や産後の回復に影響が出たりすることもあります。そこで注目されているのが、整骨院での「マタニティケア」。ここでは、妊娠中の体の変化と不調の原因、そして整骨院でできるサポートについて分かりやすくご紹介します。
◆ 妊娠中の体に起こる主な変化
1. ホルモンバランスの変化
妊娠中は「リラキシン」というホルモンが分泌されます。これは出産時に骨盤を開きやすくするために靭帯をゆるめる働きがありますが、同時に関節が不安定になり、骨盤や腰、股関節などに負担がかかりやすくなります。
2. 姿勢の変化
お腹が大きくなることで重心が前に傾き、腰を反らせる姿勢(反り腰)になりがちです。これにより腰や背中の筋肉に大きな負担がかかり、腰痛や肩こり、背中の張りが起こりやすくなります。
3. 体重増加と血流の変化
体重が増えることで足や膝にかかる負担も増え、また子宮が大きくなることで下半身の血流やリンパの流れが悪くなり、むくみや冷え、こむら返りといった不調も起こりやすくなります。
◆ 妊娠中によくある不調とその原因
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腰痛・骨盤の痛み
骨盤が緩み、不安定になることで筋肉や靭帯に負担がかかる。 -
肩こり・背中の張り
姿勢の崩れや、バストの重みで背中が緊張しやすくなる。 -
股関節や恥骨の痛み
骨盤周囲のバランスが崩れることで起きやすい。 -
足のむくみ・冷え・だるさ
血流やリンパの流れが滞るため。 -
頭痛・不眠・自律神経の乱れ
身体的な負担とホルモンの影響、ストレスなどが原因。
◆ 整骨院でできるマタニティ治療
整骨院では、妊娠中の体に合わせたソフトで安全な施術を行い、体のバランスを整えて不調をやわらげます。薬に頼らず自然な方法でケアできる点が、多くの妊婦さんに支持されています。
主な施術内容:
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骨盤・姿勢の調整
骨盤の歪みを優しく整えることで、腰痛や股関節痛を軽減。反り腰姿勢も改善されます。 -
筋肉の緊張緩和(手技療法)
凝り固まった筋肉をやさしくほぐし、肩こりや背中の張りを和らげます。 -
血流改善(温熱療法・マッサージ)
冷えやむくみを改善し、全身の循環を促進。リラックス効果も高まります。 -
ストレッチや自宅ケアのアドバイス
妊婦さんでもできるセルフケアを指導し、不調の予防や緩和をサポートします。
また、多くの整骨院では、妊婦専用のクッションや横向き施術など、お腹に負担をかけない安全な環境を整えています。
お身体でお悩みの方は是非当院にご相談下さい。