坐骨神経痛の原因

2025年02月21日

こんにちは。 姫路坂口鍼灸整骨院花田院です。

今回は坐骨神経痛の原因についてご紹介致します。

坐骨神経痛(ざこつしんけいつう)は、腰から足にかけて走る坐骨神経が圧迫されたり刺激されたりすることで発生する痛みやしびれのことです。この神経は体内で最も太い神経で、腰部からお尻、太ももの裏、膝、さらには足先にまで広がっています。坐骨神経痛の主な症状は、腰やお尻、太もも、膝、足にかけて感じる鋭い痛み、しびれ、重だるさなどです。

坐骨神経痛の原因

坐骨神経痛の原因は多岐にわたりますが、主に以下のようなものが考えられます。

1. 椎間板ヘルニア

椎間板ヘルニアは、背骨の間にある椎間板が外に突出し、坐骨神経を圧迫することによって起こります。腰椎(腰の部分)に発生することが多く、急に重いものを持ち上げる、または無理な姿勢で体をひねることで椎間板が破れ、神経に圧力をかけて痛みを引き起こします。ヘルニアが進行すると、足先まで痛みやしびれが広がることがあります。

2. 脊柱管狭窄症

脊柱管狭窄症は、脊椎を通る脊柱管が狭くなることで神経が圧迫される状態です。これにより、坐骨神経が圧迫されて痛みやしびれが発生します。特に高齢者に多く見られ、加齢に伴う骨の変形や関節の退化が原因となることが多いです。症状は歩行時や立ちっぱなしのときに悪化することが特徴です。

3. 筋肉の緊張や姿勢不良

長時間の座り仕事や不良姿勢が原因で、骨盤や臀部の筋肉が硬直することがあります。筋肉が過度に緊張すると、その周辺にある坐骨神経が圧迫され、痛みが生じることがあります。特に、座りっぱなしでの仕事や、腰に負担がかかる姿勢が続くと、このような症状が現れやすくなります。

4. 仙腸関節の不具合

仙腸関節は骨盤と脊椎を繋げる関節で、この部分に問題があると坐骨神経が圧迫されることがあります。仙腸関節に歪みや不安定さが生じると、坐骨神経に過度の圧力をかけ、痛みやしびれを引き起こします。特に、長時間座っていることが多い人や、運動不足の人に多く見られます。

5. その他の原因

  • 骨の変形や関節炎: 骨盤や腰の関節に変形があると、神経に圧力がかかることがあります。
  • 妊娠: 妊婦の場合、胎児の重みが骨盤に圧力をかけ、坐骨神経が刺激されることがあります。

整骨院での治療法

整骨院では、坐骨神経痛に対してさまざまな治療法を提供しています。治療の目的は、神経の圧迫を軽減し、症状を和らげることです。

1. 手技療法(マッサージ・ストレッチ)

筋肉の緊張をほぐすことが重要な治療の一つです。手技療法では、筋肉を丁寧にマッサージしたり、ストレッチを行うことで血行を促進し、筋肉の柔軟性を高めます。これにより、坐骨神経への圧迫を軽減し、痛みやしびれを和らげる効果があります。

2. 矯正療法(骨盤・背骨の調整)

整骨院では、背骨や骨盤の歪みを調整する矯正療法が行われることがあります。これにより、骨や関節の不具合を正し、神経への圧迫を軽減することができます。特に、仙腸関節や骨盤の歪みが原因となっている場合に効果的です。

3. 温熱療法・冷却療法

痛みが強い場合、温熱療法(ホットパッドや温湿布など)を用いて血行を促進し、筋肉のこわばりを解消します。逆に、炎症が強い場合は冷却療法を使い、炎症を抑えることで症状を和らげます。

4. 運動療法・ストレッチ指導

運動療法として、日常生活に取り入れやすいストレッチや体操が指導されることがあります。これにより、筋肉の柔軟性が向上し、再発を防ぐための予防ができます。特に、腰や骨盤周りの筋肉を強化することが重要です。

膝や腰痛でお悩みの方は是非当院にご相談下さい。