四十肩の原因
2024年12月8日
こんにちは。 姫路坂口鍼灸整骨院花田院です。
今回は四十肩の原因についてお紹介致します。
四十肩(五十肩)の原因と整骨院での治療法
四十肩(五十肩)は、肩関節の痛みや可動域制限を引き起こす症状で、一般的に40代から50代の人々に多く見られるためこの名前がついています。肩が痛んだり、動かすのが難しくなったりするため、日常生活に支障をきたすことがあります。整骨院では、症状の原因を見極め、効果的な治療を行うことができます。
1. 四十肩の原因
四十肩の原因は、肩関節周りの筋肉や靭帯、腱に起こる変化や障害によるものです。具体的には、以下のような要因が影響しています。
(1) 加齢による変化
年齢とともに、肩関節を支える筋肉や腱が弱くなったり、硬くなったりします。肩を動かす筋肉(特に回旋筋腱板)が弱くなると、肩の動きが制限され、痛みが発生します。
(2) 肩の使い過ぎや繰り返しの動作
重い物を持ち上げる、腕を上げる、同じ姿勢を長時間続けるなどの動作を繰り返すことによって、肩に負担がかかり、炎症が生じることがあります。これにより筋肉や腱が傷つき、肩の痛みを引き起こします。
(3) 肩の血行不良
肩周りの筋肉や関節が硬くなると、血行が悪化し、酸素や栄養が十分に届かなくなります。これが痛みやこりを引き起こす原因となります。
(4) 姿勢や生活習慣
悪い姿勢や不適切な動き方が長期間続くことで、肩の筋肉に負担がかかり、筋肉が緊張し、肩の可動域が狭くなることがあります。
2. 四十肩の症状
四十肩の主な症状は、肩の痛みと可動域制限です。痛みの部位は肩関節周りで、特に腕を上げたり、後ろに回したりする動作で強く感じます。症状は大きく二つの段階に分けられます。
(1) 炎症期(急性期)
痛みが強く、肩を動かすことが困難になります。寝ている間も痛みを感じることがあり、腕を上げるのも難しい状態です。この時期には肩周りの筋肉が硬直し、動かさないことが多くなります。
(2) 回復期(慢性期)
痛みは少しずつ軽減しますが、肩の可動域が狭く、腕を上げる動作や後ろに回す動作がまだ難しいことがあります。この段階では、筋力の低下や肩関節のこわばりが続き、リハビリが必要になります。
3. 整骨院での四十肩の治療方法
整骨院では、四十肩の痛みを軽減し、肩の可動域を回復させるための様々な治療が行われます。主な治療法は以下の通りです。
(1) 手技療法(マッサージ)
整骨院で最もよく行われるのは手技療法です。肩の筋肉をほぐすことで、筋肉の緊張を解消し、血行を促進します。これにより、肩の痛みが軽減され、可動域が改善します。
(2) ストレッチと可動域訓練
肩の可動域を回復させるために、軽いストレッチや動的なエクササイズを行うことがあります。これにより、肩関節の柔軟性が増し、痛みの原因となっている筋肉のこわばりを解消することができます。
(3) 電気治療(低周波治療)
低周波治療器を使って、肩周りの筋肉に電気刺激を与えます。これにより筋肉の緊張が和らぎ、痛みを軽減することができます。電気刺激は、血流を促進し、回復を早める効果もあります。
(4) 温熱療法
温かいパッドやヒーターを使って肩を温めることも効果的です。温熱療法は、血行を促進し、筋肉のこりをほぐすことができ、痛みを和らげる効果があります。
(5) 姿勢改善と生活習慣指導
整骨院では、肩に負担がかからないようにするため、姿勢の改善や日常生活での注意点を指導してくれることがあります。例えば、肩を酷使しないようにするための作業姿勢や、適切な休息の取り方を学ぶことができます。
4. 四十肩の治療の進め方
四十肩の治療は、個々の症状に合わせて段階的に行われます。まずは痛みの軽減を目指して、炎症を抑える手法が使われます。その後、肩の可動域を回復させるためのリハビリやストレッチが行われ、最終的に肩の筋力を強化し、再発を防ぐための運動療法が行われることがあります。
肩の痛みにお悩みの方は是非当院にご相談下さい。