反り腰による腰痛
2025年05月28日
こんにちは。 姫路坂口鍼灸整骨院花田院です。
今回は反り腰による腰痛についてご紹介致します。
反り腰とは、腰の反り(前弯)が正常よりも強くなっている状態を指し、見た目には骨盤が前に傾き、お尻が突き出たような姿勢になります。この姿勢の崩れによって、身体にはさまざまな不調や痛みが引き起こされることがあります。特に女性に多く見られますが、日常の姿勢や筋肉の使い方によっては、年齢・性別を問わず起こる可能性があります。
【反り腰によって起こる主な痛み】
反り腰は単なる見た目の問題だけでなく、体の機能にも悪影響を及ぼします。以下のような痛みや症状がよく見られます。
① 腰痛
最も多いのが慢性的な腰痛です。腰椎(腰の骨)が反りすぎているため、背骨の関節や周囲の筋肉に常に負担がかかり、痛みを感じやすくなります。特に長時間立っているときや、歩行中、寝起きに痛みが出る人もいます。
② 股関節や膝の痛み
骨盤の傾きによって下半身のバランスが崩れ、股関節や膝に不自然な負担がかかります。これが原因で、階段の上り下りや歩行時に痛みを感じることがあります。
③ 肩こり・首こり
反り腰は体の中心である骨盤の傾きを起点に全身の姿勢に影響を与えます。上半身では、バランスを取るために背中が丸まりやすくなり、その結果、肩や首に過度な緊張が生じてこりや痛みにつながります。
④ 頭痛や倦怠感
反り腰による姿勢の崩れは血行不良や自律神経の乱れも引き起こすため、頭痛や疲労感、集中力の低下を訴える人も少なくありません。
【なぜ反り腰になるのか?】
反り腰はさまざまな要因によって起こります。
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筋力のアンバランス:腹筋やお尻の筋肉が弱く、腰や太ももの前側の筋肉が過剰に使われることで骨盤が前に傾きやすくなります。
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柔軟性の低下:股関節まわりの筋肉や太ももの前側が硬くなると、骨盤が正しい位置に保てなくなります。
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姿勢や習慣の影響:デスクワーク、スマホの長時間使用、ハイヒールの常用などが骨盤の前傾を助長します。
【整骨院での反り腰による痛みの治療】
整骨院では、反り腰によって引き起こされた痛みを根本から改善するために、以下のようなアプローチを行います。
① 姿勢分析と原因の特定
まずは、体の状態を細かくチェックし、痛みの原因がどこにあるのかを特定します。姿勢の分析や関節の動き、筋肉の硬さなどを総合的に評価します。
② 骨盤・背骨の調整(矯正)
反り腰の根本的な原因である骨盤の前傾や腰椎の過剰な反りを調整します。手技療法によって骨格のバランスを整えることで、正しい姿勢が取りやすくなり、腰への負担が軽減されます。
③ 筋肉の緊張緩和
マッサージやストレッチを用いて、硬くなった腰・太もも・背中の筋肉を緩めます。これにより、血流も改善され、痛みやこりの軽減が期待できます。
④ 筋力強化と運動指導
腹筋やお尻の筋肉を中心に、弱くなっている筋肉の強化を目指します。自宅でできる簡単なトレーニングやストレッチも指導され、施術後の再発予防にもつながります。
⑤ 日常生活の姿勢改善アドバイス
正しい座り方、立ち方、歩き方など、日常で意識すべき姿勢について具体的にアドバイスをもらえるため、生活の中でも反り腰の改善を促進できます。
【整骨院治療のメリット】
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根本から改善:単に痛みを和らげるだけでなく、姿勢や体の使い方までアプローチすることで、根本からの改善が目指せます。
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オーダーメイドの施術:体の状態は一人ひとり違うため、自分に合った施術プランで無理なく続けられます。
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再発予防:継続的なメンテナンスと運動指導により、再発しにくい身体づくりが可能です。
反り腰や腰痛でお悩みの方は是非当院にご相談下さい。