反り腰と腰痛の関係性

2025年05月15日

こんにちは。 姫路坂口鍼灸整骨院花田院です。

今回は反り腰と腰痛の関係性についてご紹介致します。

反り腰と腰痛の関係性、および整骨院治療について

腰痛に悩む方の中には「反り腰」が原因となっているケースが少なくありません。反り腰とは、骨盤が前に傾いてしまい、腰のカーブ(腰椎の前弯)が過剰になっている状態を指します。見た目には、下腹が前に出て、お尻が突き出ているように見えるのが特徴です。

反り腰が腰痛を引き起こす仕組み

正常な背骨のカーブには、体重や衝撃を効率よく分散する役割があります。しかし、反り腰になるとこのバランスが崩れ、腰の一部に過剰な負荷がかかるようになります。特に、腰椎の関節や椎間板、筋肉・靭帯に負担が集中することで、炎症や筋肉の緊張が起き、腰痛を引き起こすのです。

また、反り腰の方は腹筋が弱く、背筋とのバランスが崩れていることが多く、これも腰への負担を増やす要因になります。さらに、股関節周囲の柔軟性の低下や、太ももの前側(大腿四頭筋)の緊張も、骨盤の前傾を助長し、反り腰を固定化させてしまいます。

整骨院での反り腰・腰痛に対する治療

整骨院では、反り腰による腰痛に対して、以下のようなアプローチが行われます。

  1. 姿勢評価・問診

     まず、現在の姿勢や体の歪みを評価し、痛みの原因を明確にします。反り腰が腰痛の主因である場合、その根本改善を目指します。

  2. 手技療法(筋肉調整・骨盤矯正)

     硬くなっている筋肉(特に腰部、太もも前面、背中)をほぐし、筋肉バランスを整えます。必要に応じて骨盤矯正を行い、前傾した骨盤を正常な位置へ戻します。これにより腰への負荷が軽減され、痛みの緩和が期待できます。

  3. ストレッチ・運動指導

     再発防止のため、弱っている腹筋(特に腹横筋)やお尻の筋肉(中殿筋など)を鍛えるエクササイズ、縮んでいる筋肉を伸ばすストレッチなどを指導します。正しい姿勢を保つための体づくりが重要です。

  4. 日常生活へのアドバイス

     座り方や立ち方、歩き方など、日常動作での注意点も指導されます。長時間のデスクワークでは骨盤が前傾しやすくなるため、適度な休憩や姿勢の見直しが必要です。

反り腰や腰痛でお悩みの方は是非当院にご相談下さい。