交通事故肘の痛み

2025年10月30日

こんにちは。　ひろがる接骨院・鍼灸院花田院です。

今回は交通事故肘の痛みについてご紹介致します。

交通事故は、体に想像以上の衝撃を与えます。特に腕や肘は、事故の際にとっさに手をついて衝撃を受けたり、ハンドルを強く握ったまま衝突したりすることで、大きな負担がかかります。

その結果、肘の痛み・腫れ・動かしにくさ・しびれなどの症状が出ることがあります。見た目では異常がなくても、筋肉や靭帯、神経に損傷が起きているケースも多く、放置すると慢性的な痛みや可動域の制限といった後遺症につながることもあります。

事故後は痛みが軽くても、「時間がたつと治るだろう」と自己判断せず、早めに整骨院で専門的なケアを受けることが大切です。

肘の痛みが起こる原因

交通事故による肘の痛みには、次のような原因が考えられます。

打撲（だぼく）・捻挫（ねんざ）

　衝突時にドアやハンドル、地面にぶつけたことで筋肉や靭帯を損傷し、炎症が起きるケースです。
関節のズレや歪み

　強い衝撃によって、肘関節やその周囲の骨格が微妙にズレることがあります。これが原因で動かすたびに痛みが出ることもあります。
神経や筋膜の損傷

　事故の衝撃で神経が圧迫されたり、筋膜が引きつったりすることで、しびれや違和感が残ることがあります。
むち打ちなどの連鎖反応

　首や肩のダメージが原因で腕全体の筋肉が緊張し、その結果として肘の痛みが出る場合もあります。痛みの根本が肘ではなく他の部位にあることも珍しくありません。

整骨院での治療方法

整骨院では、交通事故による肘の痛みを「筋肉・関節・神経のバランスの乱れ」として捉え、自然治癒力を高めながら根本改善を目指します。

問診・検査

　事故の状況、痛みの出る動作、しびれや腫れの有無などを丁寧に確認し、身体全体のバランスをチェックします。必要に応じて医療機関でのレントゲン検査も案内します。
炎症期のケア（急性期）

　発症直後は炎症を抑えるため、アイシング（冷却）や電気療法、安静指導を行います。無理に動かさず、早期回復を促す施術を行います。
回復期の施術

　炎症が落ち着いてきたら、手技療法（マッサージ）・ストレッチ・関節調整・筋膜リリースなどを用いて、筋肉や関節の動きを改善します。痛みの原因を取り除きながら、肘の可動域を徐々に回復させます。
姿勢・体のバランス調整

　事故の衝撃で歪んだ骨格や筋肉のバランスを整え、再発や慢性化を防ぎます。肘だけでなく、肩や背中、首まで含めた全身の調整を行うことが、根本的な改善につながります。
リハビリ・再発予防

　痛みが落ち着いたら、筋力トレーニングやストレッチ指導を行い、日常生活での負担を減らします。正しい動かし方を身につけることで、再発リスクを軽減できます。