マタニティ腰の痛み

2025年04月6日

こんにちは。 姫路坂口鍼灸整骨院花田院です。

今回はマタニティ腰の痛みについてご紹介致します。

妊娠中の腰の痛みは、妊婦さんにとって非常に一般的な症状の一つです。特に妊娠後期になると、腰の痛みが強く感じられることが多く、日常生活にも影響を与えることがあります。この腰の痛みにはいくつかの原因があり、整骨院ではそれに応じたケアを提供することができます。以下に、妊娠中の腰痛の原因と整骨院での治療法について詳しく説明します。

妊娠中の腰痛の原因

  1. ホルモンの影響 妊娠すると、体内で「リラキシン」というホルモンが分泌され、骨盤や腰周りの関節や靭帯が緩みます。これにより、妊娠前は安定していた骨盤や腰の関節が不安定になり、負担がかかるようになります。その結果、腰に痛みが生じやすくなります。

  2. 体重の増加 妊娠中は、胎児や羊水などの増加に伴い体重が増加します。体重の増加は腰や骨盤にかかる負担を大きくし、特に腰部の筋肉や関節に過度なストレスを与えるため、腰痛が引き起こされることがあります。

  3. 姿勢の変化 妊娠が進むにつれて、お腹が大きくなるため、自然と体の重心が前方に移動します。このため、妊婦さんは無意識に背中を反らせたり、腰を曲げたりする姿勢を取ることが多くなり、これが腰の筋肉に負担をかけて腰痛を引き起こします。

  4. 筋力の低下 妊娠中は、日常的な運動が制限されることが多いため、腰回りの筋肉や腹筋が弱くなりやすいです。筋力が低下すると、腰を支える力が不足し、痛みを感じやすくなります。

  5. 骨盤の変化 妊娠後期には、出産に向けて骨盤が広がり始めます。この骨盤の変化も腰痛の原因になります。骨盤が広がると、腰周りの筋肉や関節が不安定になり、痛みを感じることがあります。

整骨院でのケア方法

整骨院では、妊娠中の腰痛に対して、身体に負担をかけず、安全かつ効果的な治療を提供しています。以下の治療法が一般的に行われています。

  1. 手技療法(マッサージ) 妊娠中でも安全に行えるマッサージを用いて、腰回りや背中の筋肉をほぐし、血行を促進します。手技療法は、筋肉の緊張を和らげ、痛みを軽減するのに効果的です。妊婦専用のリラックスできる体勢を取ることができるので、無理なく治療を受けられます。

  2. 骨盤調整 骨盤が広がりやすい妊娠後期には、骨盤調整を行うことがあります。骨盤が歪んでいると腰痛や肩こりの原因になることがあるため、整骨院では優しく骨盤を整える施術を行い、腰への負担を軽減します。これにより、姿勢が改善され、痛みの軽減につながります。

  3. ストレッチと運動指導 妊娠中は筋肉や関節が硬くなりやすいため、柔軟性を保つことが重要です。整骨院では、妊婦さん向けの安全なストレッチや簡単な運動を指導し、筋肉の柔軟性や強さを高めます。これにより、腰や背中の筋肉の緊張がほぐれ、腰痛が軽減します。

  4. 姿勢指導 妊娠中の姿勢は腰に大きな影響を与えるため、正しい姿勢を保つことが非常に重要です。整骨院では、妊娠中に適した姿勢を指導し、日常生活での負担を減らすためのアドバイスを行います。例えば、座るときや立つときの注意点、寝るときの体勢など、腰に優しい方法を教えてもらえます。

  5. 温熱療法や冷却療法 痛みが強い場合には、温熱療法や冷却療法が用いられることもあります。温熱療法は血行を促進し、筋肉の緊張を和らげる効果があります。また、冷却療法は炎症がある場合に有効です。これらの療法を適切に組み合わせることで、痛みの軽減が期待できます。

注意点

妊娠中は体調が日々変化しますので、整骨院での治療を受ける際には、必ず妊娠中であることを伝えるようにしましょう。施術者は、妊婦さんにとって安全な治療方法を選択し、無理なく効果的に対応します。

また、腰痛がひどくなる前に、早期に整骨院で相談することが大切です。妊娠中の腰痛は放置すると、日常生活の質が低下するだけでなく、後期の痛みがさらに強くなることもあります。

腰痛でお悩みの方は是非当院にご相談下さい。