ヘルニアの原因
2025年10月28日
こんにちは。 ひろがる接骨院・鍼灸院花田院です。
今回はヘルニアの原因についてご紹介致します。
ヘルニアとは、背骨の間にある「椎間板(ついかんばん)」というクッションの一部が外に飛び出し、神経を圧迫して痛みやしびれを引き起こす状態をいいます。特に多いのが「腰椎椎間板ヘルニア」で、腰やお尻、足にかけての強い痛みやしびれを感じるのが特徴です。首に起こる「頸椎(けいつい)ヘルニア」では、肩や腕、指先に症状が出ることもあります。
ヘルニアの主な原因は、「姿勢の悪さ」や「体への負担の蓄積」です。長時間のデスクワークやスマートフォンの使用などで前かがみの姿勢が続くと、背骨の間にある椎間板に大きな圧力がかかります。椎間板は、中心にあるゼリー状の「髄核(ずいかく)」を繊維の膜が包んでいますが、負担が積み重なるとその膜が傷つき、髄核が外に飛び出して神経を圧迫します。これがヘルニアの痛みやしびれの原因です。
また、加齢による椎間板の老化も大きな要因です。年齢を重ねると椎間板の水分量が減り、弾力が失われるため、衝撃を吸収する力が弱くなります。その結果、わずかな動作やくしゃみなどでもヘルニアが起こることがあります。さらに、重い物を持ち上げる動作、運動不足による筋力低下、急な体のねじり動作なども発症のリスクを高めます。
ヘルニアの症状は、痛みだけでなく、しびれ、感覚の鈍さ、足や腕に力が入りにくいなどの運動障害が出ることもあります。放置すると慢性化し、日常生活に大きな支障をきたす場合もあります。
整骨院では、ヘルニアの原因となる「体のゆがみ」や「筋肉の緊張」にアプローチし、症状を軽減・改善する治療を行います。まず、体のバランスをチェックし、どの部分に負担がかかっているかを確認します。そのうえで、手技によって筋肉のこわばりをやわらげ、血流を改善し、神経への圧迫を和らげます。筋肉の緊張を取り除くことで、痛みの緩和や可動域の回復が期待できます。
また、骨盤や背骨のゆがみを整える「骨格矯正」を行うことで、椎間板にかかる圧力を分散し、再発しにくい体の状態をつくります。さらに、電気療法や温熱療法で血流を促進し、自然治癒力を高めて回復をサポートします。
整骨院では、施術だけでなく、再発を防ぐための姿勢指導やストレッチ、インナーマッスルを鍛える体幹トレーニングの指導も行います。これにより、腰や背中にかかる負担を軽減し、日常生活で痛みの出にくい体づくりが可能になります。
ヘルニアは、痛みのある部分だけを治すのではなく、原因となる姿勢や筋肉のバランスを整えることが重要です。整骨院で体の根本から改善することで、再発を防ぎ、健康で動きやすい身体を取り戻すことができます。
ヘルニアでお悩みの方は是非当院にご相談下さい。










