ヘルニアになる原因

2024年12月27日

こんにちは。 姫路坂口鍼灸整骨院花田院です。

今回はヘルニアになる原因についてご紹介致します。

ヘルニアとは、主に背骨の間にある椎間板が何らかの原因で変形し、膨らんだり、飛び出したりする状態を指します。特に腰椎(腰の部分)や頸椎(首の部分)に多く見られ、神経を圧迫することによって痛みやしびれ、運動障害を引き起こします。ヘルニアはさまざまな原因によって発生しますが、生活習慣や体の使い方が大きく影響するため、整骨院では予防や改善のためのケアを行っています。以下に、ヘルニアになる主な原因と、整骨院での治療方法についてわかりやすく説明します。

ヘルニアになる原因

  1. 姿勢の悪さ 日常生活での姿勢が悪いことは、ヘルニアを引き起こす大きな原因の一つです。長時間同じ姿勢を続けることや、猫背、腰を反らしすぎるなどの姿勢が習慣化すると、背骨に不自然な圧力がかかります。特にデスクワークやスマートフォンの使い過ぎによる前かがみの姿勢は、椎間板に過度な負担をかけ、ヘルニアを引き起こしやすくなります。

  2. 重い物を持ち上げる際の不適切な姿勢 重い物を持ち上げる時に、腰を曲げたまま無理に持ち上げることは、椎間板に強い圧力をかけ、ヘルニアの原因になります。正しい持ち上げ方を知らないまま作業を行うことで、腰や背中に過度な負担がかかり、椎間板が押しつぶされて飛び出すことがあります。

  3. 運動不足 筋力が不足すると、骨や椎間板を支える力が弱くなります。特に、腹筋や背筋、体幹を支える筋肉が弱いと、姿勢が崩れやすく、椎間板に負担がかかります。運動不足の状態が続くと、背骨や椎間板にかかる負荷を支える力が不足し、ヘルニアを引き起こす原因となります。

  4. 加齢による変化 年齢を重ねると、椎間板の水分量が減少し、弾力性が失われていきます。このため、椎間板が圧力に耐えきれず、変形や膨らみ、飛び出しやすくなります。加齢による椎間板の劣化は、ヘルニアの原因として避けがたい要因です。

  5. 過度な負担や反復的な動作 スポーツや肉体労働などで同じ動作を繰り返すことや、長時間の立ち仕事などは、背骨に過度な負担をかけ、椎間板にストレスを与えることになります。特に、腰に負担をかける作業や動きは、ヘルニアを引き起こすリスクを高めます。

  6. 遺伝的要因 遺伝的にヘルニアを発症しやすい体質の人もいます。家族にヘルニアの人が多い場合、自身もヘルニアを引き起こすリスクが高いと言われています。遺伝的な要因がある場合、姿勢や生活習慣によりさらに発症リスクが高まることがあります。

  7. 肥満 体重が増えると、背骨にかかる負担が大きくなります。特に腹部に脂肪が多くつくと、姿勢が前かがみになり、椎間板に圧力がかかりやすくなります。肥満はヘルニアのリスクを高める要因として知られています。

整骨院でのヘルニア治療

整骨院では、ヘルニアによる痛みや不調を和らげるため、さまざまな治療方法を用いて、症状の改善を目指します。主に以下の治療が行われます。

  1. 手技療法(マッサージや整体) 整骨院では、筋肉や関節の緊張をほぐすために手技療法が行われます。特に、背中や腰の筋肉が硬くなることで、椎間板に圧力がかかりやすくなるため、筋肉をリラックスさせ、血行を促進することで痛みを軽減します。また、骨盤や背骨の矯正を行い、姿勢の改善を図ることもあります。

  2. ストレッチや運動療法 ヘルニアの症状を改善するためには、筋肉の柔軟性や強度を高めることが重要です。整骨院では、専門的なストレッチや運動療法を指導し、体幹や腹筋、背筋の強化をサポートします。これにより、背骨や椎間板を支える力が強化され、再発を予防することができます。

  3. 電気治療 電気治療を使用することで、筋肉の緊張をほぐし、痛みを軽減することができます。低周波や高周波の電気を使用することで、血行が促進され、痛みやこりが緩和されます。また、炎症を抑える効果も期待できるため、ヘルニアによる痛みの軽減に役立ちます。

  4. 姿勢矯正 整骨院では、悪い姿勢が原因でヘルニアが発症することが多いため、姿勢矯正が重要です。正しい姿勢を保つことで、椎間板にかかる負担を減らし、痛みを軽減します。また、日常生活での姿勢や動作の指導を行い、再発を防止するためのアドバイスも行います。

  5. 温熱療法 ヘルニアによる痛みを和らげるために、温熱療法が行われることがあります。温熱療法は、筋肉をリラックスさせ、血行を促進し、痛みを軽減する効果があります。冷えによって筋肉が硬くなることを防ぐため、特に腰や背中の痛みに対して有効です。

ヘルニアでお悩みの方は是非当院にご相談下さい。