スポーツ外傷治療

2025年05月10日

こんにちは。 姫路坂口鍼灸整骨院花田院です。

今回はスポーツ外傷の治療についてご紹介致します。

スポーツ外傷と整骨院での治療について

スポーツ外傷とは、運動中に起こるケガのことを指し、代表的なものには打撲、捻挫、肉離れ、骨折、脱臼などがあります。特に、急激な動作や衝突、転倒などによって瞬間的に起きるケガを「外傷」と呼び、慢性的な障害(スポーツ障害)とは区別されます。

こうしたスポーツ外傷に対し、多くの人が整骨院(接骨院)を利用しています。整骨院は国家資格である「柔道整復師」が在籍し、手技療法を中心とした治療を行う医療機関です。整骨院では、骨や関節、筋肉、靱帯などの損傷に対し、薬を使わず、体の自然な回復力を活かして改善を目指します。

整骨院での主な治療内容

  1. 問診と評価

     まず、患者の症状や受傷時の状況について丁寧に聞き取り、視診や触診を行います。必要に応じて可動域や筋力、痛みの程度なども確認し、ケガの程度を評価します。骨折や重度の損傷が疑われる場合は、病院での画像検査(X線やMRI)を勧めることもあります。

  2. 応急処置(RICE処置)

     受傷直後には、「RICE処置」と呼ばれる方法が用いられます。これは、**Rest(安静)・Ice(冷却)・Compression(圧迫)・Elevation(挙上)**の頭文字を取ったもので、炎症を抑え、回復を早める効果があります。

  3. 手技療法(整復・マッサージなど)

     骨や関節の位置がずれた場合には「整復」と呼ばれる手技で正しい位置に戻すことがあります。また、患部の筋肉をほぐしたり、血行を促進したりするためにマッサージや軽い圧迫も行います。

  4. テーピングや包帯固定

     ケガの再発防止や患部の安定のために、テーピングや包帯で固定する処置も行われます。スポーツを続けながら回復を目指すアスリートにとって重要なサポートとなります。

  5. リハビリ・運動療法

     痛みや腫れが落ち着いてきた段階で、関節の可動域や筋力を元に戻すためのリハビリが始まります。ストレッチや筋トレなどの運動療法を取り入れ、再発しにくい体づくりをサポートします。

整骨院を利用する際の注意点

整骨院では、**急性の外傷(受傷日からおおむね2週間以内)**に対して、健康保険を適用して施術を受けることができます。ただし、慢性的な肩こりや腰痛、単なる疲労などに対しては保険適用外となるため、事前に確認が必要です。

また、整骨院と病院は併用可能ですが、同じケガでの同時通院には制限がある場合があります。特に、診断書が必要な場合や重度の損傷があるときは、整形外科との連携が大切です。

お身体でお悩みの方は是非当院にご相談下さい。