ギックリ腰
2024年11月30日
こんにちは! 姫路坂口鍼灸整骨院花田院です。
今回はぎっくり腰についてご紹介致します。
ギックリ腰(急性腰痛)は、突然の強い腰の痛みを伴う状態で、日常生活を一時的に制限することがあります。普段何気なく行っていた動作が原因で発症することもあり、重い物を持ち上げる、急に体をひねる、長時間同じ姿勢でいることなどが引き金になることが多いです。今回はギックリ腰の治療方法を分かりやすく説明します。
1. ギックリ腰の症状
ギックリ腰は突然の激しい痛みを特徴とし、痛みは腰部に集中することが多いですが、腰からお尻や脚にかけて放散することもあります。動けないほどの痛みを感じることもあり、特に前かがみや歩くことが困難になることがあります。痛みの程度は個人差があり、軽度のものから強いものまでさまざまです。
2. ギックリ腰の原因
ギックリ腰は、腰の筋肉や靭帯、椎間板などに急激な負担がかかることで発症します。代表的な原因は以下の通りです。
- 過度の負荷: 重いものを持ち上げた際や、腰に過度な負担がかかる動作をしたときに発症します。
- 不自然な姿勢: 長時間の同じ姿勢や急な体勢変更が原因となることもあります。
- 筋肉の疲労や硬直: 筋肉が硬くなることで、突然の動きに耐えられず腰を痛めることがあります。
- 年齢や体質: 年齢を重ねると、椎間板や関節が劣化し、ギックリ腰が発生しやすくなります。
3. ギックリ腰の治療法
① 安静と冷却
ギックリ腰の初期の段階では、無理に動かず、安静を保つことが重要です。急激な痛みが発生した場合、まずは安静にし、腰に負担をかけないようにしましょう。また、冷却が効果的です。痛みが強い最初の24~48時間は、アイスパックや冷湿布を患部に当てることで炎症を抑えることができます。冷却は15~20分間を目安に行い、過度に冷やしすぎないよう注意してください。
② 温熱療法
冷却後、痛みが少し和らいできたら、温熱療法が有効です。温めることで血流が改善され、筋肉の緊張がほぐれて回復を助けます。お風呂や温湿布、温かいタオルを腰に当てることが有効です。ただし、熱を加えるタイミングは痛みが落ち着いてからにしましょう。
③ ストレッチと軽い運動
安静にすることは大切ですが、完全に動かないことは筋肉が硬直し、回復を遅らせることがあります。痛みが少し落ち着いたら、軽いストレッチや体操を行い、腰回りの筋肉をほぐすことが大切です。ただし、無理に運動をするのは避け、痛みを感じない範囲で行うことがポイントです。
④ 薬物療法
痛みがひどい場合は、市販の痛み止めや消炎鎮痛剤を服用することも考えられます。薬は痛みを和らげるだけでなく、炎症を抑える効果もあるため、回復を助けます。ただし、薬を使用する際は、過剰摂取に注意し、使用方法を守りましょう。
⑤ 整形外科での治療
もし痛みが長引いたり、日常生活に支障をきたす場合は、整形外科を受診することをおすすめします。医師は、X線やMRIなどの検査を行い、ギックリ腰の原因を特定します。その上で、理学療法(マッサージ、牽引、電気療法など)や、必要に応じて筋肉をほぐすための処方薬を提案してくれます。
⑥ 予防と再発防止
ギックリ腰は再発しやすいので、予防策を取ることが大切です。具体的には以下の点が予防に役立ちます。
- 正しい姿勢を保つ: 長時間の同じ姿勢や悪い姿勢は腰に負担をかけます。定期的に姿勢を変えることや、座る際には腰を支える椅子を使用することが重要です。
- 適度な運動: 腰周りの筋肉を鍛えることで、腰にかかる負担を軽減できます。ウォーキングやストレッチ、腹筋や背筋を鍛える運動を習慣にすると良いです。
- 重いものを持つときは注意: 重い物を持ち上げる際は、腰を曲げずに膝を曲げて持ち上げるようにしましょう。また、無理に持ち上げず、周囲に手伝ってもらうことも大切です。
ギックリ腰や腰痛など気になる方は是非当院にご相談ください。