ばね指治療
2025年05月24日
こんにちは。 姫路坂口鍼灸整骨院花田院です。
今回はばね指治療についてご紹介致します。
ばね指とは?整骨院での治療方法と日常生活での注意点
「指を曲げ伸ばしするとカクンと引っかかる」「朝、指が動かしにくい」――そんな症状に心当たりはありませんか?これは「ばね指」と呼ばれる症状かもしれません。指の関節に違和感や痛みを感じたら、早めの対処が大切です。この記事では、ばね指の原因、症状、整骨院での治療法についてわかりやすく解説します。
■ ばね指とは?
ばね指(弾発指)は、指の曲げ伸ばしを行う腱(けん)と、それを支える腱鞘(けんしょう)というトンネル状の組織の間で炎症が起こり、スムーズに動かなくなる状態です。炎症が進むと、腱の動きが制限され、「引っかかり」や「カクン」としたばねのような動きが生じます。
■ 主な原因と発症しやすい人
ばね指は、以下のような人に多く見られます:
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手や指をよく使う仕事や趣味(パソコン作業、大工、料理、裁縫など)
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更年期や妊娠・出産後の女性(ホルモンバランスの変化)
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糖尿病やリウマチなどの持病がある方
指の使いすぎや血流不良、ホルモンバランスの乱れが影響し、腱鞘に炎症が起きると発症するリスクが高まります。
■ ばね指の主な症状
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指の曲げ伸ばし時に引っかかりや痛みがある
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指のつけ根(関節のあたり)が腫れている、押すと痛い
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朝に指がこわばるが、動かしていると少し楽になる
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悪化すると、指が動かなくなる(ロックされる)ことも
■ 整骨院でのばね指治療
ばね指は整骨院でも対応可能な症状です。手術をせずに改善を目指すために、整骨院では以下のような施術を行います。
1. 問診と状態の確認
症状の現れ方、生活習慣、過去のケガなどを丁寧に聞き取り、指の動きや炎症の状態を確認します。
2. 手技療法(マッサージ・筋膜リリース)
手首や前腕の筋肉・腱の緊張をやわらげることで、腱鞘への負担を減らし、炎症の改善を促します。
3. 超音波治療・電気療法
患部に微細な振動や電気刺激を与え、血行を促進し、組織の修復を早めます。痛みを抑える効果もあります。
4. ストレッチや運動療法
再発予防のために、関係する筋肉の柔軟性や筋力を高める指導も行います。
5. 生活習慣のアドバイス
負担をかけない動作や姿勢、指の使い方について、具体的なアドバイスを受けることで改善が早まります。
■ 自宅でできるケアと注意点
整骨院での治療と並行して、日常生活でも以下の点に注意することが大切です:
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指を使いすぎないようにする
作業の合間にこまめに休憩を取りましょう。 -
冷やしすぎに注意
慢性化した炎症には温めることで血流が良くなり、回復が促されます。 -
ストレッチを取り入れる
指や前腕の軽いストレッチを日常的に行うことで、柔軟性が高まり、再発予防につながります。 -
症状が強い場合は無理をしない
痛みが強いときや指がロックされるような状態では、早めに整骨院や医療機関を受診してください。
ばね指でお悩みの方は是非当院にご相談下さい。