ばね指原因
2025年06月22日
こんにちは。 姫路坂口鍼灸整骨院花田院です。
今回はばね指の原因についてご紹介致します。
ばね指(弾発指)は、指の動きに引っかかりや痛みが生じる症状で、指を曲げ伸ばしする際に「カクッ」と音がしたり、ばねのように弾かれる感じがすることからこの名で呼ばれています。特に中高年や更年期の女性、手をよく使う人に多く見られます。この記事では、ばね指の原因や症状、整骨院での治療法についてわかりやすく解説します。
■ ばね指の主な原因
ばね指は、指を曲げるための腱(けん)とその腱を包む腱鞘(けんしょう)の間で炎症が起こり、滑らかな動きが妨げられることで発症します。腱が腫れたり、腱鞘が狭くなったりすると、指の動きが引っかかるようになり、これが「ばね現象」と呼ばれる状態を引き起こします。
主な原因には以下のようなものがあります。
-
指の使いすぎ
パソコン作業、スマートフォンの操作、裁縫や楽器演奏など、同じ動作を繰り返す作業により、腱や腱鞘に過度な負担がかかります。 -
ホルモンバランスの変化
更年期や妊娠・出産後の女性はホルモンの影響で腱や腱鞘が炎症を起こしやすくなります。 -
加齢
年齢とともに腱や腱鞘が硬くなり、柔軟性を失うことで炎症を起こしやすくなります。 -
糖尿病・リウマチなどの疾患
これらの基礎疾患がある人は、腱鞘炎を起こしやすく、ばね指のリスクも高まります。
■ ばね指の症状
ばね指の代表的な症状は以下の通りです。
-
指のつけ根の痛みや腫れ
-
朝起きたときに指がこわばる
-
指を曲げると引っかかりを感じる
-
指を伸ばすときに「カクン」と音がして跳ね返る
-
症状が進行すると指が完全に動かなくなることもある
■ 整骨院での治療方法
整骨院では、ばね指の原因となる筋肉や腱への負担を軽減し、炎症を鎮めるための施術を行います。外科的な処置は行いませんが、初期〜中期のばね指には効果的な対応が可能です。
-
問診・評価
どの指にどのような症状があるのかを詳しく確認し、腱・腱鞘・周辺の筋肉の状態を調べます。 -
手技療法(マッサージ・筋膜リリース)
手や腕の筋肉の緊張をほぐし、血流を促進することで腱の動きをスムーズにします。これにより腱鞘の炎症の改善が期待できます。 -
関節の調整・整復
手首や肘、肩関節の歪みが原因で指に負担がかかっている場合は、全体のバランスを調整し、原因の根本を取り除きます。 -
テーピング・固定
必要に応じて指の動きを制限するためのテーピングやサポーターを用いて、炎症を悪化させないようにします。 -
物理療法(超音波・電気治療など)
炎症や痛みを軽減するために、温熱や低周波などの物理療法を併用することもあります。 -
セルフケア指導
日常生活での指の使い方、ストレッチ、指の休息の取り方などをアドバイスし、再発予防に努めます。
ばね指でお悩みの方は是非当院にご相談下さい。