ばね指の治療
2025年01月15日
こんにちは。 姫路坂口鍼灸整骨院花田院です。
今回はばね指の治療についてご紹介致します。
ばね指(腱鞘炎)は、指を動かすための腱が炎症を起こし、腱鞘(けんしょう)という腱を包んでいる部分が狭くなることで、指の動きが引っかかり、スムーズに動かなくなる状態です。指が曲がった状態で戻らず、ばねのように「ポン」と戻るような感覚が特徴です。この症状は、過度な使い過ぎや同じ動作を繰り返すことで引き起こされることが多いです。整骨院では、ばね指に対してさまざまな治療方法を行い、症状の改善をサポートします。
1. ばね指の原因
ばね指は、指の腱が炎症を起こし、腱鞘が狭くなることが原因で発症します。具体的な原因は以下の通りです。
- 過度な使用: 何度も指を使う動作(例えば、パソコン作業や手作業など)を繰り返すことで、腱に負担がかかり、炎症を引き起こします。
- 指の使い方の偏り: 特定の指を多く使うことや、指に無理な力をかけることが原因となることがあります。
- 加齢: 年齢を重ねると、腱や腱鞘が硬くなり、炎症が起きやすくなります。
- その他の病気: 糖尿病や関節リウマチなどの疾患が原因となっている場合もあります。
2. 整骨院での治療法
整骨院では、ばね指の症状に対して、炎症の軽減と指の動きを改善するための治療が行われます。治療方法は以下のようなものがあります。
(1) 手技療法(マッサージ)
手技療法を用いて、腱周辺の筋肉や軟部組織をほぐし、血流を改善します。これにより、炎症が抑えられ、痛みが軽減されることがあります。指や手首の周りの筋肉をリラックスさせることで、腱への負担を減らすことができます。
(2) ストレッチ
指や手首の可動域を改善するため、ストレッチを行うことが重要です。適切なストレッチによって腱の柔軟性が回復し、指の動きがスムーズになります。特に、指を伸ばす動きや、腱鞘の部分にアプローチするストレッチが有効です。
(3) テーピング
テーピングを使って、指や手首をサポートします。これにより、指の動きが制限され、過度な負担をかけることなく、炎症を抑えることができます。テーピングは、指を動かし過ぎないように保護する役割を果たします。
(4) アイシング
炎症が強い場合、アイシングを行うことで、腱鞘の炎症を抑えることができます。冷却することで、血流が収縮し、炎症や腫れが軽減されます。特に、症状が悪化している場合には、冷却を積極的に行うことが効果的です。
(5) 温熱療法
逆に、慢性的な痛みが続いている場合には、温熱療法を行うことがあります。温かい環境で血行を促進させ、筋肉や腱の柔軟性を高めることができます。温熱療法は、痛みが長引いている場合や、回復期に役立ちます。
(6) 生活指導
整骨院では、ばね指を予防するための生活指導も行います。指を使い過ぎないように休憩を挟んだり、無理のない動作を心掛けたりすることが大切です。作業環境を改善し、姿勢や動作を見直すことで、症状を悪化させないようにすることができます。
3. 予防とアフターケア
ばね指の再発を防ぐためには、治療が終わった後も注意が必要です。整骨院では、症状が改善した後のアフターケアとして、再発防止のための筋力強化や、指の使い方のアドバイスを行います。また、指を使う作業をする際には、無理をせず、適度に休憩を取ることが推奨されます。運動療法を行い、指周りの筋力を強化することも、再発を防ぐために有効です。
ばね指にお悩みの方は是非当院にご相談下さい。