ばね指の原因

2024年12月5日

こんにちは! 姫路坂口鍼灸整骨院花田院です。

今回はばね指の原因についてご紹介致します。

ばね指の原因と整骨院での治療法

ばね指(弾発指、ばね指症候群)は、指を曲げるときに引っかかりが生じ、スムーズに動かなくなる状態を指します。指を曲げると、「パチン」という音がしたり、指が急に伸びてしまったりすることがあります。これは、指の腱が腱鞘(けんしょう)に引っかかることによって発生します。ばね指は日常生活に支障をきたすことが多く、早期の治療が重要です。整骨院では、ばね指に対する専門的な治療が行われ、改善が期待できます。

ばね指の原因

  1. 過度の使い過ぎ(反復動作) ばね指は、手や指を使いすぎることによって発症しやすくなります。特に、手作業や楽器演奏、パソコンやスマートフォンの長時間使用など、同じ動作を繰り返すことが多い場合に、腱鞘に負担がかかり、炎症を引き起こします。手や指を使いすぎると、腱が腱鞘の中でスムーズに滑らなくなり、引っかかりが生じることがあります。

  2. 加齢による変化 加齢とともに、腱や腱鞘の柔軟性が低下し、炎症を起こしやすくなります。特に中高年層に多く見られる症状で、腱鞘が肥厚し、腱がスムーズに動かなくなるため、引っかかりが発生しやすくなります。また、血行不良や筋力低下も影響を与えます。

  3. ホルモンの変化 妊娠や出産、更年期など、ホルモンバランスが変化することで、腱や腱鞘の柔軟性が低下し、ばね指が発症しやすくなることがあります。特に、妊娠中や授乳期の女性は、ホルモンの影響で腱鞘に炎症が起きやすく、ばね指の症状が現れやすいです。

  4. 糖尿病や関節炎などの病気 糖尿病や関節リウマチなど、慢性的な病気を患っていると、血行が悪くなり、腱や腱鞘に栄養が届きにくくなります。そのため、炎症が起こりやすく、ばね指の原因となることがあります。また、関節炎により関節の動きが制限されると、指の腱に余分な負担がかかり、ばね指が発症することがあります。

  5. 遺伝的な要因 ばね指は、遺伝的に発症しやすい体質が関係していることもあります。家族にばね指を経験した人がいる場合、遺伝的に発症する可能性が高まります。

ばね指の症状

ばね指の症状は、初期段階では指を曲げる際に軽い引っかかりを感じる程度ですが、症状が進行すると、指が完全に曲がったままで伸びなくなることもあります。また、指を伸ばす際に「パチン」という音がすることがあります。症状がひどくなると、指を動かすことが困難になり、痛みや腫れが生じることもあります。

整骨院での治療法

整骨院では、ばね指に対して様々な治療が行われます。治療の目的は、炎症を抑え、指の動きを改善することです。以下は整骨院で行われる主な治療法です。

  1. 手技療法(マッサージ・ストレッチ) 整骨院では、患部の筋肉や腱をほぐすための手技療法が行われます。指や手首の筋肉の緊張を緩和し、血流を改善することで、腱鞘の炎症を抑えることができます。また、指の関節や腱に柔軟性を持たせるためのストレッチも行われます。これにより、腱の滑りをスムーズにし、引っかかりを減らすことができます。

  2. 炎症の軽減 炎症が進行している場合、冷却療法や温熱療法が用いられることがあります。冷却療法は、腱鞘の炎症を抑えるために行い、温熱療法は血行を促進し、回復を早めるために使用されます。これにより、痛みの軽減と共に、指の可動域を広げる効果が期待できます。

  3. テーピングやサポーター 指や手首をサポートするために、テーピングやサポーターを使用することがあります。これにより、指を安定させ、無理な動きを防ぎます。テーピングは、腱鞘の負担を軽減し、回復をサポートする役割を果たします。

  4. 運動療法 適切な運動療法により、指の可動域を改善し、腱の滑りを良くすることができます。整骨院では、指を無理なく動かすためのエクササイズやリハビリを指導することがあります。

  5. 生活習慣の改善 整骨院では、日常生活での手や指の使い方にもアドバイスがなされることがあります。過度に手を使わないようにすることや、適切な姿勢を保つことが、ばね指の予防に繋がります。また、手や指のストレッチや休息を取り入れることが重要です。

ばね指にお悩みの方は是非当院にご相談下さい。