ぎっくり腰原因
2025年06月11日
こんにちは。 姫路坂口鍼灸整骨院花田院です。
今回はぎっくり腰の原因についてご紹介致します。
ギックリ腰(医学的には「急性腰痛症」と呼ばれます)は、突然腰に強い痛みが走り、動けなくなるような状態を指します。重いものを持ち上げたとき、体をひねったとき、または何気ない動作の中で、まるで「腰に雷が走った」ような激しい痛みを感じるのが特徴です。西洋では「魔女の一撃(witch’s shot)」とも言われるほど、突然かつ強烈な痛みが襲うことで知られています。
ギックリ腰の主な原因
ギックリ腰は単なる「使いすぎ」ではなく、さまざまな要因が複雑に絡み合って発症します。主な原因は以下の通りです。
1. 筋肉・関節の疲労や硬直
長時間同じ姿勢を続けたり、運動不足で筋肉が衰えたりしていると、筋肉や関節に疲労が蓄積しやすくなります。この状態で急に体を動かすと、筋肉が耐えられず損傷し、炎症を起こして激しい痛みを引き起こします。
2. 姿勢の悪さ・身体の歪み
猫背や反り腰、足を組むクセなど、日常の悪い姿勢が骨盤や背骨のバランスを崩し、腰に余計な負担をかけるようになります。その結果、何気ない動作で急に痛みが出ることがあります。
3. 筋力低下・体幹の弱さ
腹筋や背筋など、身体を支える「体幹」の筋力が弱まると、腰への負荷が大きくなります。筋肉で支えられないぶん、関節や靭帯が無理をして痛みが生じるのです。
4. ストレス・疲労の蓄積
精神的なストレスや疲労も、筋肉の緊張を高め、ギックリ腰の誘因になります。実際に、仕事の忙しい時期や不安が強いときに発症する方も多いです。
整骨院での治療方法
整骨院では、国家資格を持った「柔道整復師」がギックリ腰の状態を丁寧に見極め、症状に合わせた施術を行います。治療は大きく分けて「急性期(痛みの強い時期)」と「回復期(痛みが落ち着いてきた時期)」に分けて進められます。
急性期の対応(発症から数日間)
この時期は、強い痛みや炎症があるため、無理なマッサージや矯正は避け、患部に負担をかけずに回復を促すことが大切です。
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アイシング(冷却):炎症を抑える目的で、冷やす処置が行われます。
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電気治療:痛みを和らげ、血流を促進するための微弱電流療法など。
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テーピングや軽い固定:腰部を安定させ、動作時の痛みを軽減します。
回復期の治療(痛みが和らいできた時期)
この時期には、筋肉の緊張をほぐしたり、身体のバランスを整える施術が中心になります。
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手技療法(マッサージ):固まった筋肉をほぐし、血流を促進します。
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ストレッチや関節の調整:可動域を広げ、再発しにくい体に整えます。
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骨盤矯正や姿勢調整:歪みを正すことで、腰への負担を軽減します。
また、必要に応じてインナーマッスルを鍛えるトレーニングや、正しい姿勢・動作の指導も行います。
再発予防のために大切なこと
ギックリ腰は一度良くなっても、原因が解消されなければ再発することがあります。整骨院では、再発予防にも力を入れています。
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姿勢指導:正しい立ち方、座り方、歩き方を習得します。
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生活習慣の見直し:長時間の座り仕事や運動不足への対策。
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体幹トレーニング:腹筋・背筋・骨盤まわりの筋肉を強化します。
特に日常生活での「クセ」を見直すことが再発防止の鍵です。セルフケアの方法も含め、患者さん一人ひとりに合わせたアドバイスを受けることができます。
腰痛でお悩みの方は是非当院にご相談下さい。